三重県鳥羽市の鳥羽水族館が飼育する絶滅危惧種ジュゴンの<セレナ>(メス、推定32歳)の飼育日数が15日、世界新記録の1万1476日(31年5か月)に到達しました。同館で飼育し2011年2月に推定33歳で死んだ<じゅんいち>(オス)の記録を抜いています。ジュゴンの寿命は60~70歳とされ、<セレナ>の記録更新は当分、続きそうです。
<セレナ>は1986年10月、同館とフィリピン政府共同の生態調査で、フィリピンのパラワン島で親とはぐれているところを保護され、同国から翌87年4月に贈られました。飼育員が考案した哺乳瓶で授乳するなどし、体長は当時の148センチから260センチに、体重は67キロから379キロに成長しました。海外から輸入した海草のアマモやレタスなどを1日に計30キロ食べるといいます。
同館によると、ジュゴンの生息数は世界で10万~15万頭。絶滅の恐れがある野生動植物の商取引を禁じたワシントン条約で保護されており、世界で他に飼育しているのは、オス(推定19歳)を約10年飼育している豪州のシドニー水族館だけだそうです。
- ブログルメンバーの方は下記のページからログインをお願いいたします。
ログイン
- まだブログルのメンバーでない方は下記のページから登録をお願いいたします。
新規ユーザー登録へ
投稿日 2018-09-15 19:58
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2018-09-15 20:04
ワオ!と言っているユーザー