「パーカー・ソーラー・プローブ」@米航空宇宙局
7月
21日
太陽は表面温度が6千度なのに対し、上空に広がる大気層のコロナが100万度もあることが最大の謎とされる。探査機は特殊な断熱材で機体を守ってコロナの中を飛行し、カメラで周囲を撮影したり電気を帯びた粒子を捕まえたりして謎の解明に挑む。粒子が超音速まで加速され「太陽風」となる過程も調べる。
探査機は太陽表面から600万キロまで接近する。これまでに太陽に最も近づいたのは、NASAが1976年に打ち上げた「ヘリオス2号」の上空約4500万キロで、大幅な記録更新となります。
断熱材が耐えられるのは、地球の大気中なら1600度程度。100万度のコロナに触れても大丈夫なのは、密度が低く、受け取る熱量が少ないためだということですが、物理的なことは計算済みなのでしょうから、問題はないのでしょう。