アサヒビールは15日、第3のビール「クリアアサヒ」ブランドに、アルコール度数が7%と、一般的なビール類に比べ高アルコール度数となる「クリアセブン」を7月3日に発売すると発表しています。高アルコール第3のビールは昨年以降、各社が発売し、好調な売れ行きを示している。アサヒの参入で、大手全社で出そろうことになり、競争が激化しそうです。
「クリアセブン」は、高アルコール系ではアルコール度数を高める目的で使用されることが多い糖類を使っていません。そのため、ビールらしい麦の味わいも楽しめるとしています。コンビニエンスストアでの店頭想定価格は350ミリリットル入りで(147円)。今年末までに150万ケース(1ケースは大瓶20本換算)の販売を目指します。
高アルコール第3のビールは昨年7月、サントリービールが度数7%の「頂〈いただき〉」を発売。
さらに、サントリーは今年2月のリニューアルで 「8%」 に度数を高め、キリンビールも1月に 「のどごしストロング」 を投入するなど、高アルコール第3のビールがブームとなってきています。今月、サッポロビールも発売し、好調な出足をみせているようです。
最後発での参入となったアサヒですが、特に難しいとされる高い度数とビールらしい味わいの両立で、他社への追い上げを狙います。
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