本日のグーグルトップのロゴは「パウラ・モーダーゾーン=ベッカー(1876年2月8日~1907年11月21日)生誕142年」を記念したデザインです。
彼女は、19世紀から20世紀に移ろうという時代に生きたドイツの女性画家です。ちょうど、パブロ・ピカソ(1881~1973年)が新しい世界へとその扉を押し開きつつある頃、そして、オーギュスト・ロダン(1840~1917」年)が近代彫刻の巨匠として、遠く極東の日本でも熱烈な共感者を見出していた頃に同時代の空気を呼吸した画家です。
1900年以降、5度にわたるパリ滞在によって、<セザンヌ>、<ゴーギャン>などの新しい造形思想を摂取し、静物、人物画、風景画に生かす。豊かな表現性を持つ画家で、代表作に「椿の枝をもつ自画像」(1907年)があります。
まさに20世紀美術の最初の一歩が印されようという時に、ドイツでその可能性を示した画家のひとりであったのです。とはいえ、僅か31歳で、最初の子どもマティルデ(ティレ)を産んで、ほぼ3週間後に塞栓症のために没しています。
詩人<ライナー・マリア・リルケ>は、パウラの死に衝撃を受け、没後一年目に追悼の長編詩「ある女友だちのための鎮魂歌」(1908年)をパリで執筆し、その思い出に捧げました。
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投稿日 2018-02-08 16:23
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2018-02-08 16:44
ワオ!と言っているユーザー