神戸で、1922(大正11)年に開業した、老舗バー <アカデミー> が地域の再開発で閉店してしまいましたが、神戸の名だたる文化人たちが書き残した漆喰壁の壁画が、このたび保存修復作業が行われ、、「神戸ゆかりの美術館」で現在開催中の『神戸ゆかりの芸術家たち 素描コレクション展』の後期展示として、2月1日より公開されます。
この壁画は、<アカデミー>に集う小磯良平、田村孝之介、小松益喜 ら16名の芸術家たちが1950(昭和25)年頃に順次描いたものです。昨年2月立ち退きにより建物が解体されることになり、壁画は2016(平成28)年2月に神戸市の美術館、文化財などの関係者も協力して、店主杉本紀夫(すぎもと のりお)氏が専門業者に依頼して切り取りを行い、その後神戸市に寄贈されました。市では、この壁画を神戸ゆかりの芸術家たちが描いた貴重な絵画であるとともに、神戸の文化史として重要な史料であると考え、保存し公開するために修復を進めていました。
修復にあたっては経年劣化と阪神・淡路大震災による剥落、亀裂の入った表面全体の補強、補修とともに、裏面は壁材を取り除き、表面に影響の無い範囲まで漆喰を削り、樹脂及び金属枠で補強しました。また、美術館での展示、収蔵を考慮して額絵の状態にしましたが、バーにあった当時の雰囲気を残すため四周の丸太材をそのまま額として加工し使用しています。
【会場】神戸ゆかりの美術館 『神戸ゆかりの芸術家たち 素描コレクション展』(後期展示)
【会期】2018(平成29年)2月1日(水曜)~3月26日(日曜) 月曜休館(ただし、3月20日開館、3月21日休館)
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投稿日 2017-01-26 07:53
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2017-01-26 07:58
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投稿日 2017-01-26 09:21
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投稿日 2017-01-26 16:28
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