ファルコン植物記(1896)紅紫色の花<フリージア>(6)
4月
22日
アヤメ科フリージア属の多年草で、属の花の総称として<フリージア>と呼ばれています。
別名「アサギスイセン(浅黄水仙)」と呼ばれるように、一般的には 「黄色」 の花色を思い浮かべますが、白色 ・ 紫色 等多彩です。
先が尖った剣状の長い葉を数枚伸ばし、葉の間から花茎が伸び、先端では水平になり、十数輪の蕾を並ばせた穂状の先から順次花を咲かせていきます。
<フリージア>の新品種も多く出回りますが、ウイルスに弱く長続きしません。
桃色や紫色、赤色の<フリージア>を花屋さんであまり見かけないのは、この色合いの品種が特に病気に弱いため切り花生産に向かず、<生け花> 等でも「黄色」が主体となる要因になっています。