ファルコン昆虫記(729)縦縞模様の【ブタクサハムシ】
9月
28日
一瞬カメムシ亜目の 「ウズラカメムシ」 かなと思えたのですが、ひし形の体形ではなく、雰囲気的に「ハムシ」の仲間かなと調べてみましたら、やはりハムシ科の【ブタクサハムシ(豚草葉虫)】でした。
北アメリカからの外来昆虫として、1996年に東京都や神奈川県で発見され調査が進められています。近年勢力を伸ばし、現在では青森県から鹿児島県まで広い範囲で分布が確認されています。
体色は淡黄褐色、微細な毛におおわれていますので光沢はありません。
上翅に特有の黒褐色の縦縞模様があり、この縞の濃淡や長さには個体変異が見られます。
脚は本体と同様に淡黄褐色ですが、触角は黒く、食草的にはキク科の「ブタクサ」や「オオブタクサ」・「ヒマワリ」などを好んで餌としています。