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神戸:ファルコンの散歩メモ

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今年の読書(151)『桑潟幸一准教授のスタイリッシュな生活』奥泉光

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今年の読書(151)『桑潟幸一...
主人公<桑潟幸一>は、「たらちね国際大学」で日本文学を教える40歳です。
まったくの日和見主義で自分の研究もすることもなく、またやる気もない性格で、教職だけにかじりついて人生をすごしてゆくという<スタイリッシュ>な生活を夢見て暮らしています。

そんな<桑潟>に文芸部の顧問という役割が与えられ、大学内で起こる怪事件に悩まされる3話が収められています。

どの事件も窮地に追いやられて悩む<桑潟>ですが、大学敷地内に棲んでいる文芸部員のホームレス女子大生<ジンジン>こと<神野仁美>が探偵役として、的確な推理で怪事件を解決していくというユーモア・ミステリーに仕上がっています。

本人の自虐的な台詞や、文芸部代表の<木村都与>をはじめ個性豊かな部員たちの飛んだ会話が面白く、楽しめる一冊でした。
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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2014-12-20 02:06

スタイリッシュという意味は必ずしもかっこいいとは限らないのですね。そこがミソのヒーローっぽくない主人公に興味津々です。(^_^)

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2014-12-20 08:00

おとぼけ先生が、学生に手助けされての事件解決といった感じで、なかなか渋い3枚目として描かれています。
<フロスト警部>シリーズもそうですが、かならずしも、カッコよいのがいい主人公ではないですね。

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