主人公<桑潟幸一>は、「たらちね国際大学」で日本文学を教える40歳です。
まったくの日和見主義で自分の研究もすることもなく、またやる気もない性格で、教職だけにかじりついて人生をすごしてゆくという<スタイリッシュ>な生活を夢見て暮らしています。
そんな<桑潟>に文芸部の顧問という役割が与えられ、大学内で起こる怪事件に悩まされる3話が収められています。
どの事件も窮地に追いやられて悩む<桑潟>ですが、大学敷地内に棲んでいる文芸部員のホームレス女子大生<ジンジン>こと<神野仁美>が探偵役として、的確な推理で怪事件を解決していくというユーモア・ミステリーに仕上がっています。
本人の自虐的な台詞や、文芸部代表の<木村都与>をはじめ個性豊かな部員たちの飛んだ会話が面白く、楽しめる一冊でした。
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投稿日 2014-12-20 02:06
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-12-20 08:00
ワオ!と言っているユーザー