今年の読書(53)『奪還』麻生幾(講談社文庫)
4月
20日
ある日<国交なき医師団>の日本人女性医師<折原雪乃>が、地震で多くの被害者が出たフィリピン・コタバト市にて拉致され、行方を探す仕事を請け負います。
一度は監禁場所から<折原>を救出しますが、仲間の裏切りによりタンカーにより国外へ逃亡を許してしまいます。
そんな折、もと自衛官の同期から、与那国島に60名を超える人質を楯に引きこもる武装集団の偵察を依頼され、<河合>は昔の「バッドボーイズ」のメンバーと共に特別任務として与那国島に向かいます。
元特殊部隊員が主人公ですので、軍事的な知識と政治的な問題が絡み合い、また海を舞台とした横軸がうまく絡みあい、緊張感あふれるサスペンスとして楽しめました。
投稿日 2014-04-21 07:28
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2014-04-21 17:07
ワオ!と言っているユーザー