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神戸:ファルコンの散歩メモ

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神戸ご当地(143)【福原ソープランド街】雑考(3)

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神戸ご当地(143)【福原ソー...
地震学を学ぶトルコの留学生が、自国の名称が軽蔑的な使われ方をしていることを厚生省(当時)に抗議、<小池百合子>議員らの働きで使用禁止となり、名称を一般公募して「トルコ風呂」から「ソープランド」と改名されたのが、1984年12月19日です。

今年はNHK大河ドラマが「平清盛」で福原遷都が史実としてありますが、この故事にちなみ現在JR神戸駅があるあたりに福原遊郭ができ、鉄道の敷設に伴い旧湊川の河川敷に移転させられました。
旧湊川の付け替え工事により、かっての河川敷あとに新開地が生まれ、その東側にあった福原遊郭は、やがてソープランド街へと変身してゆきます。
景気のいい時には、有馬温泉の浴衣姿のお客さんがタクシーで乗りつけて闊歩し、また夏の高校野球甲子園大会の応援に来ているバスが横付けされていたりもしていましたが、昨今は全盛期の勢いはありません。

川崎造船所の職工として奄美大島出身者が神戸には多く、福原で女郎屋から「トルコ風呂」を始めたのは<徳久>という人物で、直木賞候補に挙げられました『廓育ち』の著者川野彰子(故人)のおじさんにあたり、彼女もまた奄美大島の出身です。
またこの川野彰子の元夫が医者である川野純夫(故人)で、田辺聖子の『女の長風呂』に出てくる「カモカのおっちゃん」でもあり、田辺聖子の再婚相手です。
『女の長風呂』の舞台となる「清元温泉」は、この柳原の看板から5分ほどの距離にありましたが、今はコンビニとなっています。
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紫
さんからコメント
投稿日 2012-12-20 11:27

子どもの頃、車窓から見える小倉駅近くの「トルコ」の看板を(煌びやかな造りのお店に全て「トルコ」の文字があり)不思議な気分で眺めていました。

今では「トルコ」の文字も消え、その界隈が見えないように高い壁ができています。
以前の賑わいも最近では感じられません。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-12-20 22:56

この手の風俗は必要悪としてなくなることはないと思いますが、表に出なくなる方が社会的にはいびつだと感じます。
どこの「ソープランド」も営業的には厳しい(?)と思うのですが、簡単になくなることはないようですね。 (苦笑)

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