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今年の読書(124)『ピンクの雨』新野彰子(幻冬舎ルネッサンス)

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今年の読書(124)『ピンクの...
今回の『ピンクの雨』(2009年12月刊行)は、阪神・淡路大震災から復興をとげた、12年後の神戸の街を舞台に描かれています。

震災で家を失い母を亡くした6歳の<神崎真子>は、叔母に連れられイギリスに移住しますが、叔母の夫によって性的虐待を受け家を飛び出し施設で育ちます。
震災の時に父親は別の家庭で生活をしており、その心の痛みを抱えたまま、やがて神戸の資産家の養女となり12年ぶりに神戸に戻ってきます。名前も<吉永薫>と男名に改め、外見も「男」として私立森北学院大学に入学し、美術部に籍を置いていました。

美術部の新入生勧誘の誘いに応じてきた二歳年下の<美里>こそが、自分たちの家庭を捨てた父親の異母妹だと知った<薫>は、心に秘めた策略で復讐を果たそうと考えます。

大震災で数々のトラウマを抱えた暗くて切ない一人の少女が、一人の人間として成長してゆく物語です。
少女趣味的な文意を感じるところも多々ありますが、全体の構成は悪くありませんでした。
大学のある阪急岡本駅を中心に三宮・北野町・南京町等、神戸市内の街並みの描写は、神戸っ子としてはお馴染みの場所ですので、安心して読めました。
#読書 #本 #詩 #エッセイ #コラム

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birdy
birdyさんからコメント
投稿日 2012-11-18 09:02

大学のある阪急岡本駅!!!
息子の母校やん。(^_-)-☆

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-11-18 18:08

「私立森北学院」とありますが、明らかに「甲南大学」のもじりだと思います。
著者自身が、甲南大学の出身です。キャンパス内の描写も、多分実際の状況と合うのではないかと考えていますが・・・。

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エメラルド
エメラルドさんからコメント
投稿日 2012-11-20 01:48

地元の描写があると親しみが沸きますね。

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ファルコン
ファルコンさんからコメント
投稿日 2012-11-20 18:11

馴染みの名称や建物が出てきますと、なんとなく嬉しくなりますね。
著者の略歴は詳しくは分かりませんが、現在神戸在住のようです。
まや。神戸を舞台にした作品が出てくることを、期待しています。

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