《眼福(133)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(3)!?!”❖21-157❖》

アジサイ(紫陽花)     アジサイ科(Hydrangeaceae)
学名:Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe
(狭義)Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla 
《“里帰り・・おたくさ!?!”麻溝公園❖2020/06/29❖》
アジサイ(紫陽花);
アジサイの母種は、房総半島・三浦半島・伊豆半島・伊豆諸島等に自生するガクアジサイ。
それと同一種で日本各地に分布するヤマアジサイを併せて狭義の「野生アジサイ」と呼ぶ。
また、和歌山県の神島や四国の足摺岬にもガクアジサイが自生してると聞く。
狭義のアジサイ は、日本に自生するガクアジサイ を原種とする栽培品種。
古くから日本で栽培されている装飾花だけのテマリ咲きを指している。
面倒なのは、ヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイと通称している(栽培種)。
更には、広義にはアジサイ属の園芸品種の総称でもある、とややこしい。
アジサイ(ガクアジサイのテマリ咲き)が、里帰りをしている(麻溝公園で見れる)。
ガクアジサイの栽培品種、手鞠形(ホンアジサイ)装飾花だけの花が“アジサイ”。
テマリ咲き紫陽花が、西欧で品種改良されセイヨウアジサイと称され逆輸入された。
日本国内においてガクアジサイのテマリ型自生地は少ない様に思う。
アジサイについて・オタクサについては、以前ブログルで記した。
「令和参年(皇紀2681年)6月05日、記」


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《眼福(132)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(2)!?!”❖21-156❖》

《“June bride!?!”麻溝公園❖2020/06/29❖》
2021年6月、未だ’新型コロナ武漢ウイルスは、収束せず!?!
気分は、さえないが、時節的、僕の頭のなかでは“集真藍”でいっぱい。
西欧のこの季節、古くは農耕期が一段落して結婚シーズンとされていた。
地域・地方に寄っては、3・4・5月は、結婚禁止令を敷いていた所もあった。
西欧社会の歴史的変遷を垣間見るものだ。“June sponsa !!”
アジサイの園芸種に“June bride”という綺麗な紫陽花がある。
この種を花屋さんでは、西洋アジサイ園芸種と言って売っている??
偏屈に云う気はないが、系統的には、日本古来の手毬系の園芸種である。
表現を使い続けると、いつしかセイヨウから渡来した園芸種になってしまう。
種名も“June bride”と横文字だし・・・! やっぱり正確に記してほしい。

アジサイ Hydrangea macrophylla は日本の自生種ガクアジサイ、
Hydrangea macrophylla form. normalis を原種とする栽培品種であり、
狭義には古くから日本で栽培されている装飾花だけの花(テマリ咲き)を指し、
学名はHydrangea macrophylla form. macrophyllaである。
対しヨーロッパでの改良品種をセイヨウアジサイ form. hortensia と分類する。
「令和参年(皇紀2681年)6月04日、記」





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《眼福(131)“梅雨期前の泉の森!?!”❖21-155❖》

2021/04/24, 今年初めて見た時。蕾の時は、天を仰いでいる。
2021/05/16 蕾初見から20日以上も経つって漸く蕾がうなだれてきた。
濃密な新陳代謝・・・メタボリズムが伺える。
イチヤクソウ(一薬草) ツツジ科(Ericaceae)
学名:Pyrola japonica Klenze ex Alefeld
2021/05/29 花は、満開をすぎ終焉間近な感じだった。
今年はどれほどの茎が立ったのだろう??
《“逃した花見・・一薬草!?!”❖2021/05/29❖》
イチヤクソウ(一薬草);
雑木林の中に育つイチヤクソウ。可愛く・・清楚に魅せる小さな花。
葉は、根際に集まり長い柄で広楕円形、細かい鋸歯がある。
葉の間から花茎を立て、上部に白花をつける。
花冠は、直径1cmにもみたなく深く5裂する。雄蕊10個、雌蕊は湾曲する。
よく似た花のマルバノイチヤクソウは、葉が円形で長さと幅がほぼ等しい。
萼片が短く先が鋭くとがらない。これ等をよくよく観察しようと思ってきた。
昨年、数百もの茎を見せた。その中にマルバらしきものもあった。
しかし、萼片を然と観察していなかった。今年は・・・っと思っていたのだが!
雑用がありすぎて、観に行った時は、花期はほぼ終わり。又来年!?!
「令和参年(皇紀2681年)6月03日、記」


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《眼福(130)“梅雨期前の自邸・植物!?!”❖21-154❖》

6月1日に気づいたサフランモドキの蕾。
サフランモドキ(サフラン擬き)     ヒガンバナ科(Amaryllidaceae) 
学名:Zephyranthes carinata Herb.
6月2日に開花した。
6月2日の夕方(上の画像と違うデジカメで撮る)。
2019・07・12
2017・06・24
《“2年振りに姿を見せた花!?!”》
水無月 (みなづき)、今年はここ東京首都圏では雨が無い月はじめ!?!
衣更え(更衣・衣替え)で夏服に、とは言え余り変化を持てない無精者。
だが今年は、ちょと浮き浮きしている。一昨年移植した萼紫陽花の姿。
毎日、楽しみに観察している。その足元近くに1茎、蕾が見えた。
サフランモドキ(サフラン擬き)だ!!2019年7月15日に咲いた同じ場所に。
そして同じ頃に萼アジサイの枝を地植えした。
2年を以って、同じ場所にサフランモドキ・萼紫陽花が花を見せた。
昨年は、どちらも花をみせなかったのに!?!不思議なサフランモドキだ。
サフランモドキのことは以前ここに記した。
「令和参年(皇紀2681年)6月02日、記」

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《 囈(19)“「集(あづ)真(さ)藍(あい)」(1)!?!”❖21-153❖》

アジサイ(紫陽花)   アジサイ科(Hydrangeaceae)
英名; Hydrangea(ヒドランゲア)
学名; Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe
Hydrangea macrophylla (Thunberg) Seringe form. macrophylla 
別名;ホンアジサイ、手鞠紫陽花
《“あぢさゐ考・・Hydrangeaceae!?!”》
水無月 (みなづき)六月は梅雨の期。雨の六月が水無月とは、これいかに!?!
古くの水無月の無(な)は、現代の「の」に該当する。水無月とは、水の月を意味した。
更にこの節を、衣更え(更衣・衣替え)気候に合わせ、衣服を夏服に替える日。
平安時代から始った習慣と言われている。
当時は中国の風習にならって4月1日および10月1日に夏服と冬服を着替えると定めた。
これを「更衣」と言った。更には、天皇の着替えの役目を持つ女官の職名も更衣と言った。
後に天皇の寝所に奉仕する女官で女御に次ぐ者を指すようになった、と伝わる。
それゆえ、民間では更衣とは言わず「衣替え」と言うようになった、とも言われている。
江戸時代ごろから、衣替えを6月1日と10月1日に行うようになった由。
*       *       *      *      *
そんな水無月の花、といえば“あぢさゐ(紫陽花)”だろう。
紫陽花・・日本固有種の植物でもある。野生種の原点が萼紫陽花か。
古く(時期不明)、栽培によって作られた装飾花だけのテマリ咲き)。
その手毬咲きアジサイも自生野趣として今にある。
アジサイは、自分の植物観察で最も惹きつけられる植物。
コロナ禍にあって夢描かれる植物。今月はアジサイでいっぱいにしたい。
「令和参年(皇紀2681年)6月01日、記」







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《眼福(129)“梅雨期前の植物見聞(6)!?!”❖21-152❖》

ツルマンネングサ(蔓万年草) ベンケイソウ科(Crassulaceae)
学名:Sedum sarmentosum Bunge.
光線・・時間帯の違いで雰囲気が異なる。面白い。

《自宅の小さな野草花達❖2021/5/31❖》
ツルマンネングサ(蔓万年草);
古くに日本に帰化した植物、 河原や石垣などでよく見られ、ツルを伸ばして成長する。
マンネングサ(万年草)名は、多肉質の葉で常緑多年草であることによる由。
茎高10~20㎝。茎は紅色を帯び、花をつけない茎は地をはう。
葉は、3個ずつ輪生し葉身は倒披針形(へら形)~長楕円形で葉の色は緑色〜黄緑色、
長さ1.5〜3cm、幅3〜7mmの狭長楕円形または倒披針形。
花は直径1.5cm位。咢片は披針形~長楕円形で基部に距があり、先は鈍形。
花弁は黄色、披針形~長楕円形、長さ5~8㎜、先は±長い微突形。
雄蕊は10個、花弁より短い。葯は橙赤色。日本のものはふつう結実しない。
マンネングサ属には、下記のような種がありどれも識別が難しい。
オノマンネングサは葉が3個輪生し、葉が線形。葯が黄色。
ヨコハママンネングサも葉が3個輪生し、オカタイトゴメに似て葉が短く先が丸い。
メノマンネングサは葉が互生し、円柱状、鈍頭。葯は黄色~橙黄色。
オカタイトゴメは小型で葉が幅広く、密に互生する。葯が黄色。
メキシコマンネングサは葉が4~5個輪生し線形。茎が直立し花序の枝が長く花が多数つく。葯が橙赤色。
コモチマンネングサは葉が下部で対生し、上部は互生し、葉の基部に珠芽(むかご)を付ける。
この種は、帰化植物ではなく日本の本州以西に分布する日本固有種。
コゴメマンネングサは小ぶりで葉が短く丸い。背の低さや葉の短さは タイトゴメに似る。
ヤハズマンネングサは、学名:Sedum tosaenseで分るように自生地は限定的である。
高知と徳島県の石灰岩地の岩上にだけに生育する希少種。
「矢筈」とは葉の先端がへこんでいて、 矢の末端の弓弦を掛ける部分の名前に由来する。
ムコジママンネングサは、小笠原列島の父島などに分布する。
タイトゴメ の固有種であるムニンタイトゴメ とされていたが、
2020年、遺伝子解析などの結果から、聟島列島産のものは新種であることが判明。
聟島(むこじま)は、東京都小笠原村にある無人島。小笠原諸島のうち最北に位置する。
ハママンネングサ(浜万年草)は、別名:島万年草、高砂万年草。
九州南部~沖縄の海岸近くの崖や岩場などに生育する。「絶滅危惧II類」
メキシコマンネングサは、帰化植物だが原産地は不明。他の種より葉が細長い。
*      *     *      *      *
一般的に見向きもされないような、属に雑草と呼ばれていることに違和感を持つ。
遠き小笠原諸島の無人島に生育していると聞くと、植物の進化??ロマンを感じる。
「令和参年(皇紀2681年)5月31日、記」






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《眼福(128)“梅雨期前の植物見聞(5)!?!”❖21-151❖》

下野は、美味しいのだろうか??昆虫が長いこととまっていた。
APSー16mm、かなり近寄っているのだが、飛び去らなかった。
シモツケ(下野)   バラ科(Rosaceae)
学名:Spiraea japonica L. fil.
Spiraea japonica L. f. var. japonica
後ろの額紫陽花と饗宴していた。
草叢に隠れるように休んでいた猫ちゃん。

《俣野別邸・・・植物と昆虫❖2021/5/22❖》
シモツケ(下野);
和名の由来は下野の国(栃木県)に多いkotoが定説だが、花が霜降りのよう、とする説もある。
Spiraea japonica は変種が多い。混同しやすい下野草は、草本で葉の形態が違う。
岩礫地など日当たりのよいところに自生している。高さ1mほどに株立ちする。
幹の樹皮は暗褐色で縦に裂けてはがれる。葉は互生し、葉柄は短い。
葉身は長さ3〜8cm、幅2〜4cmの狭卵形〜卵形。葉先は尖り、基部は円形~くさび形。
縁には重鋸歯があり、葉の基部には鋸歯がない。裏面は淡緑色または粉白色。
枝先に半球形の複散房花序をだし、直径3〜6mmの小さな花を多数つけ良い香を出す。
花弁は5枚、広卵形〜円形で濃紅色、紅色、淡紅色、まれに白色と変異が多い。
雄蕊25~30個で花弁より長い。雌蕊5個。萼片5個、長さ1.5㎜位で内面に縮れた短毛がある。
シモツケソウ Filipendula multijuga は、葉が掌状の奇数羽状複葉。花弁は4枚。
イワシモツケ Spiraea nipponica は蛇紋岩の岩場に咲くが絶滅危惧種。小葉で先が円く白花。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園にも昆虫の姿が観れる。食物連鎖もしっかりと見て取れた。
庭園内は、犬の散歩もOK、半野良ちゃんか!?!猫ちゃんも草陰に佇んでいた。
よく訪れる里山等でも猫ちゃん達をよく見かける。
「令和参年(皇紀2681年)5月30日、記」





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《眼福(127)“梅雨期前の植物見聞(3+1)!?!”❖21-150❖》

ウツギ(空木)        アジサイ科 (Hydrangeaceae)
学名:Deutzia crenata Sieb. et Zucc.
別名: ウノハナ(卯の花)




何の木!?!の若葉か???

《俣野別邸・・・雨ニモマケズ風ニモマケズ樹々❖2021/5/22❖》
ウツギ(空木) ;
日当たりのよい山野の川沿いや林縁に自生する空木。株立ちで樹高3m位になる。
空木名の由来は、幹の中心が空洞 な事。別名は旧暦の卯月(4月)に花が咲くに由来する。
樹皮は灰褐色、短冊状に剥がれる。枝は暗褐色。若枝は赤褐色で星状毛がある。
葉は対生。葉身は、楕円形〜卵状披針形で細かい刺状の鋸歯縁がある。
花は円錐花序に多数つく。花弁は白色、5個、白色の小さな星状毛がある。
雄蕊は10個、うち5個が短い。花糸には翼がつき、翼の先端が歯状に尖る。
花柱は3~4個。花床には白い小さな星状毛が密生し、周囲に環状の淡紅色の密腺がある。
萼は灰緑色、萼片は5個。萼や葉柄には細かい星状毛が密生し花柄と萼片には粗毛もある。
空木は、アジサイ科ウツギ属、
花糸の翼の形がウツギ、ヒメウツギ、マルバウツギでそれぞれ違う。
ヒメウツギでは、翼の上端が角(ツノ)のように突き出している。
ウツギはほぼ四角であり、マルバウツギではなで肩になっている。
ウツギ、マルバウツギの葉裏は星状毛があり、ヒメウツギは無毛。
マルバウツギの花序のすぐ下の葉は無柄で茎を抱く。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園には、本家本元の紫陽花達がにぎわいを見せ始めた。
それを見下ろすように、仲間の空木が咲き誇っていた。
これから始まる梅雨だが、それを活力とする生き物達に“何か”を教えて頂いた。

オリンピックと国民の命、どっちが大切か!?!などと云われる人々に憂いる。
“共存共栄”だ。なんでも反対する!!現代社会の風潮には賛同できない。
庭園を散歩していると、道脇に伐採した?木枝が地面に打ち込まれ立っていた。
上部の樹皮から新しい新芽がでているではないか、生命力!!
そんな光景に出会えて・・・ホッっとした。
「令和参年(皇紀2681年)5月29日、記」
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《眼福(126)“梅雨期前の植物見聞(3)!?!”❖21-149❖》

スモークツリーロイヤルパープル(smoke tree/Royal Purple);
ハグマノキ(白熊の木)  ウルシ科(Anacardiaceae)
学名:Cotinus coggygria




アリウム ギガンチューム   ヒガンバナ科(Amaryllidaceaeネギ属)
学名:Allium giganteum




ハクチョウソウ(白蝶草)     アカバナ科(Onagraceae)
学名:Gaura lindheimeri Engelm. et A.Gray
Oenothera lindheimeri (Engelm. et A. Gray) W. L. Wagner et Hoch
別名: ヤマモモソウ(山桃草)、ガウラ




造られた庭園だが、郊外の大邸宅庭園で落ち着いた雰囲気ある場所。

《俣野別邸・・・庭園の園芸種植物達❖2021/5/22❖》
スモークツリーロイヤルパープル⇔ ハグマノキ(白熊の木);
ハグマノキは、スモークツリー、カスミノキ、ケムリノキなどとよばれる。
シノニムでは、リュウスコチナス(Rhus cotinus) という名を持つ。
原産地は南ヨーロッパからヒマラヤ山脈や中国北部にかけて広がっている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
ロイヤルパープルは、スモークツリー品種の中でも人気の濃赤紫葉種。
主に美しい葉色を鑑賞する品種で、葉が老化すると緑色がかってくる。
スモークツリーは「煙の木」とも呼ばれ花が煙状になるのが特徴で、
ロイヤルパープルは花が煙状になりにくい品種(温暖な地域では全く煙状とならない)。
庭植えの場合、樹高は2~4m位になることからシンボルツリーとして用いられる由。


アリウム ギガンチューム;
アリウム・ギガンテウムは、中央・西アジア原産のヒガンバナ科ネギ属の秋植え球根。
アリウムの中でも大型で、花も大きく人気がある種で盛んに栽培されている。
藤桃色の小さな花が集まって、15cm程度の大きな花房(ネギ坊主)をつける。



ハクチョウソウ(白蝶草);
オーストラリアなどで野生化し、日本でも栽培種が園芸店に並ぶ。
明治時代から観賞用に栽培されており、花がピンク色や濃い縁取り、葉に斑入りもある。
根茎があり茎高150㎝位になる。茎は短毛があり、直立し、多数、分枝する。
葉は無柄、しばしば基部でロゼット状になり、茎葉は互生する。
葉身は細かい毛があり披針形、縁に粗い鋸歯がある。
花は直径2~3㎝。花弁は、4個、上側に1列に並び白色、古くなるとピンク色になる。
雄蕊は長く8個、花糸は毛状。葯は赤褐色。雌蕊は1個、雄蕊より長く、柱頭は4裂。
*      *     *      *      *
俣野別邸庭園は、かつての富豪が造った庭。馬に乗り庭から境川辺りを散歩したを偲べる場所。
「令和参年(皇紀2681年)5月28日、記」




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《眼福(125)“梅雨期前の植物見聞(2)!?!”❖21-148❖》

アメリカザイフリボクの実(亜米利加采振木)    バラ科(Rosaceae)
学名:Amelanchier canadensis (L.) Medik
別名:ジューンベリー、カラントツリー、シャッドブッシュ、シュガープラム等。


アンズ(杏)の実     バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus armeniaca L.
Armeniaca vulgaris Lam. var. ansu (Maxim.) T.T.Yu et L.T.Lu
別名: アプリコット、カラモモ(唐桃)


ロウバイ(蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox 別名: カラウメ(唐梅)
ソシンロウバイ(素心蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox form. concolor
どちらかの実???

《俣野別邸・・・庭園の実達❖2021/5/22❖》
アメリカザイフリボク(亜米利加采振木);
低木だが、高さ8mにもなることもある。茎は、沢山の匍匐枝を出す。
葉は、楕円形又は楕円形~長楕円形~倒卵形、基部は類心形~円形~楔形。
縁は各々、基部の1/2に歯があり、先は類鋭形又は鈍形~円形~微突形。
アメリカザイフリボク(ジューンベリー)は、葉の展開の前〜同時に花が咲く。
果実は、6月頃に赤〜紅紫色に熟す。それゆえ ジューンベリーの別名がある。
生食でジャムにもなる。細長い花弁の花が采配のように見え采振り木名になった。
ジューンベリーは、和名をアメリカザイフリボクと行っているようだ。
日本固有種のザイフリボクや交配種を含め総称として呼ばれている。
春に細長く5枚の白い花弁をつけた花を咲かせ、花と入れ替わる様に、若葉が芽吹く。
その後、すぐ結実して赤い実がたくさんつきます。
真っ赤な実となる6月頃に目立つので「June berry(6月の果実):ジューンベリー」。
果実は、生食やジャムとして楽しめ栽培も楽、最近、シンボルツリーに人気がある。
熟した赤~黒紫色へと変化し、酸味が和らぎ甘みが増す。口の中で軽く潰れた食感は良い。
果肉には、ポリフェノールの1つアントシアニンが豊富に含まれている。
アントシアニンは、苦味や渋み色素の成分になったり紫外線やウイルスから身を守る。
抗酸化物質として生活習慣病や白内障、シミなどの老化現象を予防にも効用がある由。
ジューンベリーの主な原産地は、カナダから北アメリカにかけての大西洋沿岸。
原産地には約25種が分布してるらしいが、日本には、1種が自生している。
日本の自生種は、本州中部以南から四国、九州の湿地にしか見られない由。
以前、日本自生種の実を使ってジャムを作ったことがあった。
黒く熟したものを摘んで、実の重さの半分量の砂糖とレモン1/2個を加えて煮詰めた。
実は、ざらざらな食感があり果実を裏ごししてから煮詰めたら美味だった。

アンズ(杏);
モモの花と比べると薄い赤。原産はヒマラヤ西部。中国で梅と交配されたものが、杏。
杏の果実は生で食べることは少ない。ジャムやケーキなどに使われる事が多い。
英名のアプリコットで分るだろう。種子は杏仁豆腐の原料、漢方の生薬でもある。
幹は赤褐色、縦に割れ目が入る。新枝は紫褐色。葉は互生で卵円形~広楕円形。
葉先が短く尖り、基部は楔形~広楔形、縁には不揃いの細かい鈍鋸歯がある。
花は普通、2個つき葉芽より先に開花する。花色は、淡紅色(ピンク色)の5弁花。
果実は直径約3㎝の核果。核は直径約2㎝の扁平な円形、表面はざらつき、網目状の模様がある。
梅(Chinese plum, Japanese apricot)は幹が暗灰色、新枝は緑色。葉は細かい鋸歯縁。
花は白色~淡紅色。萼片は反り返らない。花柄がほとんどない。
スモモ(prune, plum)は幹が紫褐色。花が白色。萼片は反り返らず、平開する。
桃(モモ亜属)は幹が暗紫褐色、サクラの様に横長の皮目がある。
花は淡紅色、白色や紅色。萼片は反り返らない。花柄はほとんどない。
山桜等のサクラ亜属は花弁の先が凹み花柄が長く萼片が反り返らづ核の表面に溝がない。
日本のサクランボは西洋実桜の事。花弁の先は凹まず、萼片が反り返り、花柄が長い。
『花壇地錦抄』(1695)巻二「桃のるひ」に「からもゝ白、小りん。もゝちいさし」。
「生なる杏を干しさらして菓子によし。
又杏仁は薬に入れ、粥にし又炒りてすりくだきあへ物のかうばしにしてよし
(又よく熟したるを、手ひきがんの熱湯に入れ、しばらく置きて取り出だし、
砂糖一斤に杏十四五廿ほどつけ、十四五日過ぎて菓子に用ゆべし。甚だ味よし。
又上焼酒一斗によく熟したる杏子百二十或は百ばかり入れ置き、五六十日過ぎて用ゆ。
其味はなはだめづらし)」(宮崎安貞『農業全書』1697)。

ロウバイ(蝋梅) Orソシンロウバイ(素心蝋梅);
蝋梅と素心蝋梅、花を見ないと識別判断できない。でも面白い形の種子。
*      *     *      *      *
我が地・神奈川の東寄り部^^)、今朝は梅雨模様な雨。
あぢさゐ(紫陽花)は、雨が似合う。我が家の野草も瑞々しい。
「令和参年(皇紀2681年)5月27日、記」
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