《眼福(123+1)“梅雨期前の植物見聞!?!”❖21-147❖》

タイリンキンシバイ(太輪金糸梅)    オトギリソウ科(Clusiaceae)
学名:Hypericum patulum cv. Hidcote
別名: ヒペリカム・ヒドコート

《俣野別邸・・・庭園❖2021/5/22❖》
タイリンキンシバイ(太輪金糸梅) ;
キンシバイ の園芸種。ヒペリカム・ヒドコートの名前で流通している。
キンシバイより花が大きく、上向きに咲く。光り輝いてみえる。
キンシバイの名は、おしべが金の糸のように見え、梅の花に似ていることから。
葉は対生~十字対生し、長さ4~8㎝の狭長楕円形、全縁、両面無毛。
花は直径8㎝位。花弁は広角に開き、ほぼ平開し、普通、先が浅く切れ込む。
雄蕊は多数つき、花弁の長さの1/2より短い。
「令和参年(皇紀2681年)5月26日、記」



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《眼福(123)“梅雨期の植物(3+1)!?!”❖21-146❖》

シバフタケ(芝生茸)   ホウライタケ科(Marasmiaceae)
学名:Marasmius oreades

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せた茸❖2021/5/22❖》
シバフタケ(芝生茸);《上記画像の》
きのこは「木の子」とも云われるが、芝生でも茸を目にする、、、。
芝地に顔を出すきのこ、傘の直径が割りと小型のきのこが多いようにも思う。
昔、鎌倉の自然をまもる会で講師をして下さった故今関六也先生にお聞きした茸。
枯れたシバの根を分解して栄養源にし、シバの根と共生関係にあるきのこがあると!!
“シバフウラベニタケ”生態的特徴は未解明(35年も前の話・昔のメモを見た)だとか。
目前に見える菌類、どんな種類か全くわからん。自宅に戻って調べるも分からない。
メモを頼りに、否、当てずっぽに調べていくと“芝生茸”に辿り着いた。
シバフタケは、傘は径2~4cm、茶褐色で、乾くと白っぽくなる。ヒダは疎で白い。
柄は細く中空だが強靭。全体的に乾燥ぎみ。夏から秋に、しばしば輪状に発生する。
西欧では、シバフタケを好んで食用にする、が日本では食べる事を聞かない。
小型で肉が薄いので魅力に欠ける。が群生するので多様につかえ、乾燥保存もできる。
古く江戸時代に下総でヨシタケ、信州でオギタケ、筑後でヨシダケと呼ばれていた茸に似てる。
葦原に生えるきのこで食用にし、味はエノキタケに似ているという。
「令和参年(皇紀2681年)5月25日、記」

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《温故知新“青春時代~~!!”❖21-145❖》


《雨ニモマケズ風ニモマケズ・・登山に夢中だった青年時代》
中学時代に始めた“登山”高校時代~10年余りは登攀三昧だった。
登山道具を買いに時折、東京・銀座界隈の道具屋さんに。。。!
お上りさん宜しく、一人で出掛けた。神田・秋葉原~新橋。
秋葉原の電子部品や山道具・中古カメラを眺めるのが楽しくて。
そんな道すがらで目にした若者の服装。IVYルックが流行りだした頃。
高校~大学時代、米軍軍属の家でベビーシッターのバイトをしていた。
ご主人は、米ダートマス大出身の人でボタンダウンシャーツ等色々頂いた。
そんな事もあって、バスのローファー、クリスマスに貰い高校に履いて行ってた。
大学時代、銀座数寄屋橋阪急の1階にあったTEIJIN Mens shopは、憧れの店だった。
小遣いで初めて買った靴がウイングティップだった。以来半世紀、靴を色々求めてきた。
神田にあった、平和堂は長い間かよった靴屋さん。オリジナルシューズをはじめ、
フローシャム・ジョンストンマーフィー・チャーチ等々なつかしい。
中でも一番のお気に入りは、Wing-tipだ。服にしてもアメリカントラディショナル。
先日、doteさんがKentのスーツを紹介されておられた。懐かしい。
一つの完熟したスタイルは、素晴らしい(着こなしにもよるが)。
色々と経験してこんにちがあるが、何処の道も日々修練!!
師と仰ぎスタイルを見せて下さった“星野醍醐郎師”未だ足元にも及ばない。
5月24日は、VAN創業者、石津謙介氏の命日だった。
2005年5月24日、93歳で天星された。
今にしても、アメトラ道は健在。好きなスタイル。靴たちを磨いてあげないと!!
「令和参年(皇紀2681年)5月24日、記」

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《眼福(122)“梅雨期の植物(3)!?!”❖21-144❖》

ニワゼキショウ(庭石菖) アヤメ科(Iridaceae)
学名:Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
Sisyrinchium atlanticum auct. non
別名: 草あやめ




《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(3)❖2021/5/22❖》
ニワゼキショウ(庭石菖);
道端や芝生の中に茎高10cm程、5~6mmにも満たない小さな花を付ける。
「菖」の字が示すようにアヤメ科の仲間。小さくも葉の形はアヤメに似る。
茎は扁平で、葉は線形をしており、基部は茎を抱く。
茎の頂に、へら形の2つの苞から散形状に2-5個の黄紫色の花を咲かす。
花被片は青紫色、紅紫色または白紫色で紫色の筋があり中心部は黄色。
6枚の花被片はほぼ同形。花被片の下部と子房は腺毛がある。
*      *       *      *       *
表題では“梅雨期”と記しているが、実際には梅雨入り前である!?!
目的の探しものヒメコバンソウは、見つけられなかったが春らしき光景は観れた。
花の開花が早まっているなぁ~、と思うも華麗に群生する姿は癒やしそのもの。
国道1号線(神奈川県内)の中で緑環境・かつての富豊かな個人庭園が保存されてる。
そんな庭園が、無料で公開されている。庶民には嬉しい限りである。
今の季節、色々な種類の紫陽花が見られ楽しみに、訪れている庭園である。

文芸での植物関連を資料としてみると、これ又楽しい。
徳富蘆花「春の暮」(1912.5.26、『みみずのたはこと』所収、岩波文庫本)より以下。
庭石菖、またの名は草あやめの真盛りである。
茜(あかね)がかった紫と白と、一本二本はさしてめでたい花でもないが、
午の日を受けて何万となく庭一面に咲く時は、緑の地に紫と白の浮き模様、
花毛氈(はなもうせん)を敷いたように美しい。
見てくれる人がないから、日傭(ひよう)のおかみを引張って来て見せる。
草あやめの外には、芍薬(しゃくやく、シャクヤク)、
紫と白と黄の渓蓀(あやめ、アヤメ)、薔薇(ばら、バラ)、
石竹(せきちく、セキチク)、瞿麦(とこなつ、セキチクの一品種)、
虞美人草(ぐびじんそう、ヒナゲシ)、花芥子(はなげし、ケシ)、
紅白除虫菊(アカバナムシヨケギクとシロバナムシヨケギク)、
皆存分に咲いて、庭も園も色々に明るくなった。

「令和参年(皇紀2681年)5月23日、記」


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《眼福(121)“梅雨期の植物(2)!?!”❖21-143❖》

クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae)
学名:Vicia cracca L.
別名:ウマゴヤシ

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(2)❖2021/5/22❖》
クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae) 「令和参年5月22日境川土手」
フジに似るが、木の仲間ではなく草類。自生種(在来種)でもある。
日当たりのよい山野の草地などに生える蔓性の植物。
茎高は、80~150cm、茎上部の葉のわきから花柄をのばし、総状花序を出す。
木の藤の花序は長く垂れ下がり上から順に花を開いていくが、
クサフジは花序を立て、花序は長さ3~10cm、花は一方にかたよって付く。
蝶形花は、紫色~青紫色~赤紫色で細長く、旗弁は上方にそり返る。
*      *       *      *       *
気晴らしに、俣野別邸を訪ねた。土曜日だからか、散策者・犬の散歩姿があった。
中に老女の一団が植物撮影の為に匍匐前進のような行動には笑えた。
これだから散策路を作りたい(制限したい)と思っても不思議ではない。
芝地を草原風に時間を掛けて自然植生に戻そうとの管理者の意向が見える。
数年立っていることで、ヒメコバンソウが顔を出していないかと探したが☓。
あの老女達は、自然発生する植物に配慮なんて思わないだろう、と苦笑した。
皆、三脚は持っている。何故使わないのか?? 
帰り道、思い立って境川のある場所を思い出し、花探しに散歩してみた。
クサフジがこんな場所に、、、、川べりの土手に咲いている(6年ぶりに確認)。
「令和参年(皇紀2681年)5月22日、記」




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《眼福(120)“梅雨期の植物(1)!?!”❖21-142❖》

ヒメコバンソウ(姫小判草)     イネ科(Poaceae)
学名:Briza minor L.
別名:スズガヤ
レンプクソウ(連福草)       レンプクソウ科 (Adoxaceae)
学名:Adoxa moschtellina L.
別名: ゴリンバナ(五輪花)

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる強い草(1)❖2021/5/21❖》
ヒメコバンソウ(姫小判草) ;「令和参年5月21日自宅」
コバンソウ の花穂は2~3cm、だがこのヒメコバンソウは5~10mmとかなり小さい。
毎年、姿を表す。コバンソウは結構あちこちで見るが、姫は見つけるのに苦労する。
コバンソウの形に比べ、こちらは石器の矢じりのような形をしている。
茎は繊細でよく直立すると思うほどだ。我が家に見る茎高は10cm位。
葉は、長さ6cm位(我が家の)、幅は、2mm位で線状披針形をしている。
花序は円錐状、細い枝がまばらに開き下垂した小穂をつける。その姿はきゃしゃ。
小穂は三角状卵形、長さ幅ともに3mm位、5〜6小花をつけている。

レンプクソウ(連福草);「2019年5月10日北茨木市(撮)」
茎の先端に4方向を向いた花、その上にもう一つ天を向いた花の五輪の花を付ける。
この姿をして、別名の様にゴリンバナ(五輪花)と呼ばれている。
背丈10cm、頭花の大きさ1cmほど、目立たない花。
5個の花がサイコロのような立方体をつくる!!なんとも面白い花。
上を向いた花が先に開花する。面白いのは、横の花は花弁が5つに裂けてるが、
上の花は4つに裂けている。根生葉は2回3出複葉で長い柄がある。 
小葉は羽状に中裂し、茎葉は小さく、1対が対生する。花は黄緑色で直径4mm。
若草色と言った方が適切かもしれない。
ゴリンバナ(五輪花)という別名、オリンピックを連想してしまう。今年は、特別に。
*      *       *      *       *
気分は、梅雨に入ったって感じた早朝
野良猫ちゃんが遊びに来た。
庭は、野っ原のように野草(家人は雑草呼ぶ)が風にゆれていた。
そんなところで、のらちゃんは草と遊んでいる。野草もおつなものだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月21日、記」
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《眼福(119)“梅雨空の朝!?!”❖21-141❖》

ドクダミ(毒痛み、毒溜み)   ドクダミ科(Saururaceae)
学名:Houttuynia cordata Thunb.
天気・光の加減で色合いがかなり異なる。
モノクロもいい。
ドクダミも中々の風情がある。

《5月半ばの庭の花❖2021/5/20❖》
ドクダミ(毒痛み、毒溜み) ;
木陰や湿地を好む草花で、特有の臭いがする。地下茎は、白く横に這う。
茎は高さ30cm前後で暗赤色を帯びる。葉は互生、有柄で暗紫色で葉身は広卵形。
花は、長さ1〜3cmの花穂につき、その基部に4枚の白色花弁様の総苞がある。
花は両性で花弁はなく、雄蕊は3本。雌蕊1個(花柱3個)。葯は黄色。
民間薬とされ薬効が10種もあることから十薬とも云われる。乾燥させドクダミ茶とする。
「令和参年(皇紀2681年)5月20日、記」



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《眼福(118)“梅雨きたる!?!”❖21-140❖》

多分、スイカズラと思う!?!
スイカズラ(吸葛)       スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Lonicera japonica Thunb.
別名: キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
ヒメイヌビエの葉だと思うが(手前)雨露が見え、後ろの一薬草の蕾が健気に見えた。
一薬草の蕾が下向きに。。。いよいよ開花の準備か。又、萼片の形もはっきりしてきた。

《5月半ばの泉の森❖2021/5/16❖》
スイカズラ(吸葛);
花が白色から次第に黄色になるのでキンギンカ(金銀花)という別名がある。
ヒメスイカズラ や ヒョウタンボク 、 ハナヒョウタンボク、蔓性の仲間。
花の筒の奥に蜜があり、これを吸って蜜を吸うというのが名前の由来。
別名のニンドウ(忍冬)は、常緑だが葉が茶褐色になって冬を越すことから。
蔓は太くなると木質化し、枝は中空になる。葉は対生し長楕円形で先が少し尖る。
葉表は粗毛が疎らにあり脈上に腺毛がわずかにある。葉裏は脈が盛り上がり多毛。
葉柄にも毛や腺毛がある。葉形や毛の量には変異が多い。
枝先の葉腋に甘い芳香のある花を2個ずつける。初め白色、又は僅かに淡紅色を帯びる。
それが、しだいに黄色に変わって行く。花は唇形で細い花筒の先が大きく2裂する。
上唇は4裂、下唇は広線形。雄蕊は5個、雌蕊は1個で花冠から長くつきでる。萼は5裂する。
苞は、葉状。よく似たハマニンドウは苞が小さく、葉柄など無毛、葉裏は粉白のものが多い。
*      *      *      *      *
今年は、早くも関西では、梅雨入り宣言をした。
関東は、未だ梅雨入り宣言はないが、気分は“梅雨に入った”。
身近な泉の森(里山!?!)で毎年観察を続けてる植物。。!
この時期、楽しみにしているのが“イチヤクソウ(一薬草)。
この小さな花、花芽が見えてから開花するまでが長い。
日曜日・雨模様・・・だれとも会わないだろう、とでかけた。
やはり散策している人の姿は無かった。
一薬草を目指すなら小径を行くのだが、一般道を行った。
すると、スイカズラ(吸葛)と思しき樹花が見えた!!
ラッキーだった。一薬草は、漸く萼片がはっきりと。
梅雨には早い!! でも、らしき空模様だった。
「令和参年(皇紀2681年)5月19日、記」




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《眼福(116)“環境保全(7)!?!”❖21-138❖》

シライトソウ(白糸草)    シュロソウ科(Melanthiaceae)   
学名:Chionographis japonica Maxim.旧分類ではユリ科に属した。
武蔵鐙との位置が面白い。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(7)❖2021/5/8❖》
シライトソウ(白糸草);
名前は単純明快。花は下から順に咲き、ビン洗いのブラシのようになる。
葉は根生し長楕円形、基部は葉柄となり縁は細波状。
根生葉は長さ3~14㎝の倒卵形、縁には細かい波状鋸歯があり葉柄には翼がある。
茎の頂部に白いブラシ状の総状花序をつける。
花被片は6個、上部の4個は長さ約1㎝の線形、水平に並んで開出し、下部の2個は小さい。
雄蕊6個。花は多数、穂状花序につき、両性花と雄花とがある。
この白糸草を詳細に紹介されてるサイトがあった。関心あらば参考にされると勉強になる。
「令和参年(皇紀2681年)5月17日、記」



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《眼福(115)“環境保全(6)!?!”❖21-137❖》

ガマミズ、マルバウツギ、ヤブデマリ等々なんだろう??
ヒメウツギの花のように見えるが???
スイカズラ科の植物、スイカズラ・ハナヒョウタン・ニオイニンドウ、はて???

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(7)❖2021/5/8❖》
「藤沢えびねやまゆり園」、此処を訪れる度に“潜在適正とは”を思う。
自然と植栽。以前よりこの場所で育った植物に加え場所的特性!!
整えるではなく、自然植生に基づき里山とは何かを思考錯誤し再生を図っている。
斯様にうつるのである。そんな中に特定できない植物が観える。
今回も園の内外で花名を特定できない植物を見つけた。
爺になり少し^^)ボケており、お分かりの方のご教示をお願い申し上げます。
m(._.)m(^з^)。
「令和参年(皇紀2681年)5月16日、記」



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