《眼福(129)“梅雨期前の植物見聞(6)!?!”❖21-152❖》

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ツルマンネングサ(蔓万年草) ... ツルマンネングサ(蔓万年草) ベンケイソウ科(Crassulaceae)
学名:Sedum sarmentosum Bunge.
《眼福(129)“梅雨期前の植...
光線・・時間帯の違いで雰囲気が... 光線・・時間帯の違いで雰囲気が異なる。面白い。

《自宅の小さな野草花達❖2021/5/31❖》
ツルマンネングサ(蔓万年草);
古くに日本に帰化した植物、 河原や石垣などでよく見られ、ツルを伸ばして成長する。
マンネングサ(万年草)名は、多肉質の葉で常緑多年草であることによる由。
茎高10~20㎝。茎は紅色を帯び、花をつけない茎は地をはう。
葉は、3個ずつ輪生し葉身は倒披針形(へら形)~長楕円形で葉の色は緑色〜黄緑色、
長さ1.5〜3cm、幅3〜7mmの狭長楕円形または倒披針形。
花は直径1.5cm位。咢片は披針形~長楕円形で基部に距があり、先は鈍形。
花弁は黄色、披針形~長楕円形、長さ5~8㎜、先は±長い微突形。
雄蕊は10個、花弁より短い。葯は橙赤色。日本のものはふつう結実しない。
マンネングサ属には、下記のような種がありどれも識別が難しい。
オノマンネングサは葉が3個輪生し、葉が線形。葯が黄色。
ヨコハママンネングサも葉が3個輪生し、オカタイトゴメに似て葉が短く先が丸い。
メノマンネングサは葉が互生し、円柱状、鈍頭。葯は黄色~橙黄色。
オカタイトゴメは小型で葉が幅広く、密に互生する。葯が黄色。
メキシコマンネングサは葉が4~5個輪生し線形。茎が直立し花序の枝が長く花が多数つく。葯が橙赤色。
コモチマンネングサは葉が下部で対生し、上部は互生し、葉の基部に珠芽(むかご)を付ける。
この種は、帰化植物ではなく日本の本州以西に分布する日本固有種。
コゴメマンネングサは小ぶりで葉が短く丸い。背の低さや葉の短さは タイトゴメに似る。
ヤハズマンネングサは、学名:Sedum tosaenseで分るように自生地は限定的である。
高知と徳島県の石灰岩地の岩上にだけに生育する希少種。
「矢筈」とは葉の先端がへこんでいて、 矢の末端の弓弦を掛ける部分の名前に由来する。
ムコジママンネングサは、小笠原列島の父島などに分布する。
タイトゴメ の固有種であるムニンタイトゴメ とされていたが、
2020年、遺伝子解析などの結果から、聟島列島産のものは新種であることが判明。
聟島(むこじま)は、東京都小笠原村にある無人島。小笠原諸島のうち最北に位置する。
ハママンネングサ(浜万年草)は、別名:島万年草、高砂万年草。
九州南部~沖縄の海岸近くの崖や岩場などに生育する。「絶滅危惧II類」
メキシコマンネングサは、帰化植物だが原産地は不明。他の種より葉が細長い。
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一般的に見向きもされないような、属に雑草と呼ばれていることに違和感を持つ。
遠き小笠原諸島の無人島に生育していると聞くと、植物の進化??ロマンを感じる。
「令和参年(皇紀2681年)5月31日、記」






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