《眼福(125)“梅雨期前の植物見聞(2)!?!”❖21-148❖》

アメリカザイフリボクの実(亜米... アメリカザイフリボクの実(亜米利加采振木)    バラ科(Rosaceae)
学名:Amelanchier canadensis (L.) Medik
別名:ジューンベリー、カラントツリー、シャッドブッシュ、シュガープラム等。


アンズ(杏)の実     バラ... アンズ(杏)の実     バラ科(Rosaceae)
学名:Prunus armeniaca L.
Armeniaca vulgaris Lam. var. ansu (Maxim.) T.T.Yu et L.T.Lu
別名: アプリコット、カラモモ(唐桃)


ロウバイ(蝋梅) 学名:Chi... ロウバイ(蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox 別名: カラウメ(唐梅)
ソシンロウバイ(素心蝋梅) 学名:Chimonanthus praecox form. concolor
どちらかの実???

《俣野別邸・・・庭園の実達❖2021/5/22❖》
アメリカザイフリボク(亜米利加采振木);
低木だが、高さ8mにもなることもある。茎は、沢山の匍匐枝を出す。
葉は、楕円形又は楕円形~長楕円形~倒卵形、基部は類心形~円形~楔形。
縁は各々、基部の1/2に歯があり、先は類鋭形又は鈍形~円形~微突形。
アメリカザイフリボク(ジューンベリー)は、葉の展開の前〜同時に花が咲く。
果実は、6月頃に赤〜紅紫色に熟す。それゆえ ジューンベリーの別名がある。
生食でジャムにもなる。細長い花弁の花が采配のように見え采振り木名になった。
ジューンベリーは、和名をアメリカザイフリボクと行っているようだ。
日本固有種のザイフリボクや交配種を含め総称として呼ばれている。
春に細長く5枚の白い花弁をつけた花を咲かせ、花と入れ替わる様に、若葉が芽吹く。
その後、すぐ結実して赤い実がたくさんつきます。
真っ赤な実となる6月頃に目立つので「June berry(6月の果実):ジューンベリー」。
果実は、生食やジャムとして楽しめ栽培も楽、最近、シンボルツリーに人気がある。
熟した赤~黒紫色へと変化し、酸味が和らぎ甘みが増す。口の中で軽く潰れた食感は良い。
果肉には、ポリフェノールの1つアントシアニンが豊富に含まれている。
アントシアニンは、苦味や渋み色素の成分になったり紫外線やウイルスから身を守る。
抗酸化物質として生活習慣病や白内障、シミなどの老化現象を予防にも効用がある由。
ジューンベリーの主な原産地は、カナダから北アメリカにかけての大西洋沿岸。
原産地には約25種が分布してるらしいが、日本には、1種が自生している。
日本の自生種は、本州中部以南から四国、九州の湿地にしか見られない由。
以前、日本自生種の実を使ってジャムを作ったことがあった。
黒く熟したものを摘んで、実の重さの半分量の砂糖とレモン1/2個を加えて煮詰めた。
実は、ざらざらな食感があり果実を裏ごししてから煮詰めたら美味だった。

アンズ(杏);
モモの花と比べると薄い赤。原産はヒマラヤ西部。中国で梅と交配されたものが、杏。
杏の果実は生で食べることは少ない。ジャムやケーキなどに使われる事が多い。
英名のアプリコットで分るだろう。種子は杏仁豆腐の原料、漢方の生薬でもある。
幹は赤褐色、縦に割れ目が入る。新枝は紫褐色。葉は互生で卵円形~広楕円形。
葉先が短く尖り、基部は楔形~広楔形、縁には不揃いの細かい鈍鋸歯がある。
花は普通、2個つき葉芽より先に開花する。花色は、淡紅色(ピンク色)の5弁花。
果実は直径約3㎝の核果。核は直径約2㎝の扁平な円形、表面はざらつき、網目状の模様がある。
梅(Chinese plum, Japanese apricot)は幹が暗灰色、新枝は緑色。葉は細かい鋸歯縁。
花は白色~淡紅色。萼片は反り返らない。花柄がほとんどない。
スモモ(prune, plum)は幹が紫褐色。花が白色。萼片は反り返らず、平開する。
桃(モモ亜属)は幹が暗紫褐色、サクラの様に横長の皮目がある。
花は淡紅色、白色や紅色。萼片は反り返らない。花柄はほとんどない。
山桜等のサクラ亜属は花弁の先が凹み花柄が長く萼片が反り返らづ核の表面に溝がない。
日本のサクランボは西洋実桜の事。花弁の先は凹まず、萼片が反り返り、花柄が長い。
『花壇地錦抄』(1695)巻二「桃のるひ」に「からもゝ白、小りん。もゝちいさし」。
「生なる杏を干しさらして菓子によし。
又杏仁は薬に入れ、粥にし又炒りてすりくだきあへ物のかうばしにしてよし
(又よく熟したるを、手ひきがんの熱湯に入れ、しばらく置きて取り出だし、
砂糖一斤に杏十四五廿ほどつけ、十四五日過ぎて菓子に用ゆべし。甚だ味よし。
又上焼酒一斗によく熟したる杏子百二十或は百ばかり入れ置き、五六十日過ぎて用ゆ。
其味はなはだめづらし)」(宮崎安貞『農業全書』1697)。

ロウバイ(蝋梅) Orソシンロウバイ(素心蝋梅);
蝋梅と素心蝋梅、花を見ないと識別判断できない。でも面白い形の種子。
*      *     *      *      *
我が地・神奈川の東寄り部^^)、今朝は梅雨模様な雨。
あぢさゐ(紫陽花)は、雨が似合う。我が家の野草も瑞々しい。
「令和参年(皇紀2681年)5月27日、記」
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《温故知新“青春時代~~!!”❖21-145❖》

《温故知新“青春時代~~!!”...

《雨ニモマケズ風ニモマケズ・・登山に夢中だった青年時代》
中学時代に始めた“登山”高校時代~10年余りは登攀三昧だった。
登山道具を買いに時折、東京・銀座界隈の道具屋さんに。。。!
お上りさん宜しく、一人で出掛けた。神田・秋葉原~新橋。
秋葉原の電子部品や山道具・中古カメラを眺めるのが楽しくて。
そんな道すがらで目にした若者の服装。IVYルックが流行りだした頃。
高校~大学時代、米軍軍属の家でベビーシッターのバイトをしていた。
ご主人は、米ダートマス大出身の人でボタンダウンシャーツ等色々頂いた。
そんな事もあって、バスのローファー、クリスマスに貰い高校に履いて行ってた。
大学時代、銀座数寄屋橋阪急の1階にあったTEIJIN Mens shopは、憧れの店だった。
小遣いで初めて買った靴がウイングティップだった。以来半世紀、靴を色々求めてきた。
神田にあった、平和堂は長い間かよった靴屋さん。オリジナルシューズをはじめ、
フローシャム・ジョンストンマーフィー・チャーチ等々なつかしい。
中でも一番のお気に入りは、Wing-tipだ。服にしてもアメリカントラディショナル。
先日、doteさんがKentのスーツを紹介されておられた。懐かしい。
一つの完熟したスタイルは、素晴らしい(着こなしにもよるが)。
色々と経験してこんにちがあるが、何処の道も日々修練!!
師と仰ぎスタイルを見せて下さった“星野醍醐郎師”未だ足元にも及ばない。
5月24日は、VAN創業者、石津謙介氏の命日だった。
2005年5月24日、93歳で天星された。
今にしても、アメトラ道は健在。好きなスタイル。靴たちを磨いてあげないと!!
「令和参年(皇紀2681年)5月24日、記」

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《眼福(122)“梅雨期の植物(3)!?!”❖21-144❖》

《眼福(122)“梅雨期の植物...
ニワゼキショウ(庭石菖) アヤ... ニワゼキショウ(庭石菖) アヤメ科(Iridaceae)
学名:Sisyrinchium rosulatum E.P.Bicknell
Sisyrinchium atlanticum auct. non
別名: 草あやめ




《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(3)❖2021/5/22❖》
ニワゼキショウ(庭石菖);
道端や芝生の中に茎高10cm程、5~6mmにも満たない小さな花を付ける。
「菖」の字が示すようにアヤメ科の仲間。小さくも葉の形はアヤメに似る。
茎は扁平で、葉は線形をしており、基部は茎を抱く。
茎の頂に、へら形の2つの苞から散形状に2-5個の黄紫色の花を咲かす。
花被片は青紫色、紅紫色または白紫色で紫色の筋があり中心部は黄色。
6枚の花被片はほぼ同形。花被片の下部と子房は腺毛がある。
*      *       *      *       *
表題では“梅雨期”と記しているが、実際には梅雨入り前である!?!
目的の探しものヒメコバンソウは、見つけられなかったが春らしき光景は観れた。
花の開花が早まっているなぁ~、と思うも華麗に群生する姿は癒やしそのもの。
国道1号線(神奈川県内)の中で緑環境・かつての富豊かな個人庭園が保存されてる。
そんな庭園が、無料で公開されている。庶民には嬉しい限りである。
今の季節、色々な種類の紫陽花が見られ楽しみに、訪れている庭園である。

文芸での植物関連を資料としてみると、これ又楽しい。
徳富蘆花「春の暮」(1912.5.26、『みみずのたはこと』所収、岩波文庫本)より以下。
庭石菖、またの名は草あやめの真盛りである。
茜(あかね)がかった紫と白と、一本二本はさしてめでたい花でもないが、
午の日を受けて何万となく庭一面に咲く時は、緑の地に紫と白の浮き模様、
花毛氈(はなもうせん)を敷いたように美しい。
見てくれる人がないから、日傭(ひよう)のおかみを引張って来て見せる。
草あやめの外には、芍薬(しゃくやく、シャクヤク)、
紫と白と黄の渓蓀(あやめ、アヤメ)、薔薇(ばら、バラ)、
石竹(せきちく、セキチク)、瞿麦(とこなつ、セキチクの一品種)、
虞美人草(ぐびじんそう、ヒナゲシ)、花芥子(はなげし、ケシ)、
紅白除虫菊(アカバナムシヨケギクとシロバナムシヨケギク)、
皆存分に咲いて、庭も園も色々に明るくなった。

「令和参年(皇紀2681年)5月23日、記」


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《眼福(121)“梅雨期の植物(2)!?!”❖21-143❖》

クサフジ(草藤) マメ科(Fa... クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae)
学名:Vicia cracca L.
別名:ウマゴヤシ

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる草(2)❖2021/5/22❖》
クサフジ(草藤) マメ科(Fabaceae) 「令和参年5月22日境川土手」
フジに似るが、木の仲間ではなく草類。自生種(在来種)でもある。
日当たりのよい山野の草地などに生える蔓性の植物。
茎高は、80~150cm、茎上部の葉のわきから花柄をのばし、総状花序を出す。
木の藤の花序は長く垂れ下がり上から順に花を開いていくが、
クサフジは花序を立て、花序は長さ3~10cm、花は一方にかたよって付く。
蝶形花は、紫色~青紫色~赤紫色で細長く、旗弁は上方にそり返る。
*      *       *      *       *
気晴らしに、俣野別邸を訪ねた。土曜日だからか、散策者・犬の散歩姿があった。
中に老女の一団が植物撮影の為に匍匐前進のような行動には笑えた。
これだから散策路を作りたい(制限したい)と思っても不思議ではない。
芝地を草原風に時間を掛けて自然植生に戻そうとの管理者の意向が見える。
数年立っていることで、ヒメコバンソウが顔を出していないかと探したが☓。
あの老女達は、自然発生する植物に配慮なんて思わないだろう、と苦笑した。
皆、三脚は持っている。何故使わないのか?? 
帰り道、思い立って境川のある場所を思い出し、花探しに散歩してみた。
クサフジがこんな場所に、、、、川べりの土手に咲いている(6年ぶりに確認)。
「令和参年(皇紀2681年)5月22日、記」




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《眼福(120)“梅雨期の植物(1)!?!”❖21-142❖》

ヒメコバンソウ(姫小判草)  ... ヒメコバンソウ(姫小判草)     イネ科(Poaceae)
学名:Briza minor L.
別名:スズガヤ
《眼福(120)“梅雨期の植物...
レンプクソウ(連福草)    ... レンプクソウ(連福草)       レンプクソウ科 (Adoxaceae)
学名:Adoxa moschtellina L.
別名: ゴリンバナ(五輪花)

《雨ニモマケズ風ニモマケズ姿を見せる強い草(1)❖2021/5/21❖》
ヒメコバンソウ(姫小判草) ;「令和参年5月21日自宅」
コバンソウ の花穂は2~3cm、だがこのヒメコバンソウは5~10mmとかなり小さい。
毎年、姿を表す。コバンソウは結構あちこちで見るが、姫は見つけるのに苦労する。
コバンソウの形に比べ、こちらは石器の矢じりのような形をしている。
茎は繊細でよく直立すると思うほどだ。我が家に見る茎高は10cm位。
葉は、長さ6cm位(我が家の)、幅は、2mm位で線状披針形をしている。
花序は円錐状、細い枝がまばらに開き下垂した小穂をつける。その姿はきゃしゃ。
小穂は三角状卵形、長さ幅ともに3mm位、5〜6小花をつけている。

レンプクソウ(連福草);「2019年5月10日北茨木市(撮)」
茎の先端に4方向を向いた花、その上にもう一つ天を向いた花の五輪の花を付ける。
この姿をして、別名の様にゴリンバナ(五輪花)と呼ばれている。
背丈10cm、頭花の大きさ1cmほど、目立たない花。
5個の花がサイコロのような立方体をつくる!!なんとも面白い花。
上を向いた花が先に開花する。面白いのは、横の花は花弁が5つに裂けてるが、
上の花は4つに裂けている。根生葉は2回3出複葉で長い柄がある。 
小葉は羽状に中裂し、茎葉は小さく、1対が対生する。花は黄緑色で直径4mm。
若草色と言った方が適切かもしれない。
ゴリンバナ(五輪花)という別名、オリンピックを連想してしまう。今年は、特別に。
*      *       *      *       *
気分は、梅雨に入ったって感じた早朝
野良猫ちゃんが遊びに来た。
庭は、野っ原のように野草(家人は雑草呼ぶ)が風にゆれていた。
そんなところで、のらちゃんは草と遊んでいる。野草もおつなものだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月21日、記」
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《眼福(118)“梅雨きたる!?!”❖21-140❖》

多分、スイカズラと思う!?! ... 多分、スイカズラと思う!?!
スイカズラ(吸葛)       スイカズラ科(Caprifoliaceae)
学名:Lonicera japonica Thunb.
別名: キンギンカ(金銀花)、ニンドウ(忍冬)
ヒメイヌビエの葉だと思うが(手... ヒメイヌビエの葉だと思うが(手前)雨露が見え、後ろの一薬草の蕾が健気に見えた。
一薬草の蕾が下向きに。。。いよ... 一薬草の蕾が下向きに。。。いよいよ開花の準備か。又、萼片の形もはっきりしてきた。

《5月半ばの泉の森❖2021/5/16❖》
スイカズラ(吸葛);
花が白色から次第に黄色になるのでキンギンカ(金銀花)という別名がある。
ヒメスイカズラ や ヒョウタンボク 、 ハナヒョウタンボク、蔓性の仲間。
花の筒の奥に蜜があり、これを吸って蜜を吸うというのが名前の由来。
別名のニンドウ(忍冬)は、常緑だが葉が茶褐色になって冬を越すことから。
蔓は太くなると木質化し、枝は中空になる。葉は対生し長楕円形で先が少し尖る。
葉表は粗毛が疎らにあり脈上に腺毛がわずかにある。葉裏は脈が盛り上がり多毛。
葉柄にも毛や腺毛がある。葉形や毛の量には変異が多い。
枝先の葉腋に甘い芳香のある花を2個ずつける。初め白色、又は僅かに淡紅色を帯びる。
それが、しだいに黄色に変わって行く。花は唇形で細い花筒の先が大きく2裂する。
上唇は4裂、下唇は広線形。雄蕊は5個、雌蕊は1個で花冠から長くつきでる。萼は5裂する。
苞は、葉状。よく似たハマニンドウは苞が小さく、葉柄など無毛、葉裏は粉白のものが多い。
*      *      *      *      *
今年は、早くも関西では、梅雨入り宣言をした。
関東は、未だ梅雨入り宣言はないが、気分は“梅雨に入った”。
身近な泉の森(里山!?!)で毎年観察を続けてる植物。。!
この時期、楽しみにしているのが“イチヤクソウ(一薬草)。
この小さな花、花芽が見えてから開花するまでが長い。
日曜日・雨模様・・・だれとも会わないだろう、とでかけた。
やはり散策している人の姿は無かった。
一薬草を目指すなら小径を行くのだが、一般道を行った。
すると、スイカズラ(吸葛)と思しき樹花が見えた!!
ラッキーだった。一薬草は、漸く萼片がはっきりと。
梅雨には早い!! でも、らしき空模様だった。
「令和参年(皇紀2681年)5月19日、記」




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《眼福(117)“環境保全(8)!?!”❖21-139❖》

《眼福(117)“環境保全(8...
《眼福(117)“環境保全(8...
「藤沢えびねやまゆり園」は、こ... 「藤沢えびねやまゆり園」は、こじんまりとした野草園。野草・樹木・竹林の共存が見れる所。
《眼福(117)“環境保全(8...
この野草園、周辺環境も含めてこ... この野草園、周辺環境も含めてこの先、如何に変化していくか興味深々。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(8)❖2021/5/8❖》
自然環境って川の流れ同様に一瞬一瞬で異なる。前年と今年では違う。
以前よりこの場所で育っていた在来種に加えて栽培種がそこで共存。
場所的特性!!整えるではなく、自然植生に基づき里山を再生して行く!!
自然・植生も活きている。外来種を排除するのではなく共存させ活かす。
画一的貧化という言葉がありますが、片寄ってしまうと全滅に至る!?!
園芸種は、人の手が加わったもの。里山と呼ばれる所も人の手が。。!
自然保護って外来物排除ではなく、その土地その土地潜在特性を活かす事。
試行錯誤でこの先、10年後の「藤沢えびねやまゆり園」の経過が楽しみだ。
「令和参年(皇紀2681年)5月18日、記」



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《眼福(113)“環境保全(3+1)!?!”❖21-135❖》

ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツ... ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツルボラン科 (Asphodelaceae)
学名:Hemerocallis middendorffii
別名: ゼンテイカ(禅庭花)
高原(大草原)の群落は、迫力あ... 高原(大草原)の群落は、迫力あるが、こじんまりした庭園的場も趣ある。
柵で園内外と仕切られているが、全体的で里山感がある。

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(5)❖2021/5/8❖》
ニッコウキスゲ(日光黄菅) ツルボラン科 (Asphodelaceae)
学名:Hemerocallis middendorffii
Hemerocallis middendorffii Trautv. et C.A.Mey. var. esculenta (Koidz.) Ohwi
Hemerocallis dumortieri Morr. var. esculenta (Koidz.) Kitam.
Hemerocallis esculenta Koidz.
別名: ゼンテイカ(禅庭花)
名前は花が黄色で、葉が カサスゲ の葉に似ることから。
日光国立公園の霧降高原、戦場ヶ原、尾瀬などに多い事で名前がついた由。
夏を代表する植物だが、奥蓼科霧ヶ峰(車山高原)は、群生数、密集度は日本一。
7月末に広大な高原全体が黄色一色の禅庭花で染まり魅せてくれる。
この花は、紆余曲折でススキノキ科(旧ユリ科)から分割された“APGⅣ(2016年)”。
ススキノキ科(Xanthorrhoeaceae)からツルボラン科 (Asphodelaceae) に改められた。
葉は長さ60㎝位、幅約2㎝。花茎高は、70㎝前後、花序は短縮し花が3~6個、密集して付く。
花柄は短柄。花弁は6個、長さ7~8㎝、橙黄色~濃黄色。朝開いて夕方にしぼむ。
学名はHemerocallis esculenta Koidz.[1925 小泉]、
Hemerocallis middendorffii Trautv. et C.A.Mey. var. esculenta (Koidz.) Ohwi [1949 大井]、
Hemerocallis dumortieri Morr. var. esculenta (Koidz.) Kitam.[1964 北村]
以上のように変遷があり、まだ統一されていない。
高原での大集落は、見応えがあるが、里山の狭い空間での禅庭花も趣がある。
「令和参年(皇紀2681年)5月14日、記」







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《眼福(110)“環境保全(1)!?!”❖21-132❖》

《眼福(110)“環境保全(1...
ガンゼキラン(岩石蘭) ラン科... ガンゼキラン(岩石蘭) ラン科(Orchidaceae)
学名:Phaius flavus






《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(2)❖2021/5/8❖》
ガンゼキラン(岩石蘭);
日本の野生蘭の中でも実に艶やかで大きな花、遠目にはキエビネにも見える。
近づくと花の形が異なるのではっきりと分る。よく常緑広葉樹の林床に生える。
地際の茎が肥大して円錐体の球茎((球根のようなもので、バルブ)を作る。
古いものから順に並び、新しいものは3~5枚の葉をだす。
葉は長さ40cm、幅10cm程にもなる。球茎は半分地面に埋まっている。
大人のこぶし大もある球茎が、ごつごつしている事でガンゼキラン(岩石蘭)と名付いた。
晩秋には球茎の脇に翌年生長する芽をつくり、冬は葉を付けたまま休眠する。
初夏に球茎の横から花茎を40-60cm伸ばしてその先に10輪前後の花を咲かせる。
花は、黄色で中心にある唇弁(花びらのフチ)が赤褐色に縁取られる。
唇弁に縁取りが入らないものや、白花などの変種もあり色々と栽培され始めた。
葉に縦じわがあり 黄白色の斑点が入るものをホシケイラン f. punctatusと言う。
ここ藤沢えびねやまゆり園では、地道に株分けしながら植栽、今が在るのだろう。
自生が絶滅危惧に瀕してる中、ガンゼキラン群落が見れるのは嬉しいに尽きる。
潜在的適正土壌でもあったのだろう。が、管理整備されておられる方々のお陰だ。
「令和参年(皇紀2681年)5月11日、記」





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《眼福(109)“自然環境とは!?!”❖21-131❖》

《眼福(109)“自然環境とは...
エビネ(海老根)      ラ... エビネ(海老根)      ラン科(Orchidaceae)
学名:Calanthe discolor Lindl

《5月の「藤沢えびねやまゆり園」(1)❖2021/5/8❖》
エビネ(海老根);
山地の林内や竹林などに生える。偽球茎は球状で、横に連珠状になる。
葉は長さ13~25㎝、幅3~9㎝の披針状惰円形、幅が広く、根生する。
葉の間から30-40cmの花茎を出し、8~15個の花をつける。
花は径2-3cmで平開、萼片は2個で紫褐色。側花弁3個と唇弁は淡紫色。
萼片と合わせて5個の側花弁のように見える。唇弁は、先が3分裂する。
日本原産自生種には、 キエビネ 、 サルメンエビネ 、ニオイエビネ等がある。
*         *         *
「NPO法人 里地里山景観と農業の再生プロジェクト」
藤沢市遠藤地区に残された田園の自然景観と地域農業の活性化、
これを目標に2015年に山野草園として開園された里山的谷間。
この野草園に初めてお邪魔して以来、此処での整備処方に共感を持った。
里山周辺の土地環境、而して潜在能力を併せての植栽が見られる。
植栽と潜在能力の適合を試行錯誤されている園整備者に感謝で一杯。
「令和参年(皇紀2681年)5月10日、記」






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