技術会社であるために
8月
10日
もし、あなたのIT企業やSaaS企業の事業用ソフトウェア基盤が、他社の技術——それが独自のプラットフォームであれ、サードパーティのAPIであれ、ホワイトラベルのシステムであれ——に依存しているのであれば、あなたは本当の意味でのテクノロジー企業ではありません。あなたは単に、他社の知的財産を利用・販売しているエンドユーザーまたはリセラーに過ぎません。
本物のテクノロジー企業を定義するのは、コア技術を自社で所有しているかどうかです。基盤を自社で持つことによって、コントロール、柔軟性、そして自分たちの条件でイノベーションを起こす力が得られます。インフラが他社のものであれば、それは事業の土台を「借りている」に過ぎず、価格改定、技術的制限、経営方針の変更といった相手側の決定に左右されます。もし相手が製品の提供をやめたり、価格を引き上げたり、自社の方針に合わない方向に進んだ場合、あなたの事業は一夜にして危機に陥る可能性があります。
真のテクノロジー企業は、自らのコアシステムを構築し、維持し、進化させます。他のツールと連携することはあっても、その根幹となる価値はそれらに依存しません。もし他社のプラットフォームがなくなった瞬間に自社の製品も消えてしまうのであれば、それは自分たちの技術ではなく、他社のイノベーションの上に成り立っているサービスを提供しているに過ぎないのです。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
PSPINC の提供するインターネット関連サービスでお使いになってみたいサービスや代理店として活動してサービスがありましたら私までご連絡ください。