道具を考えよう
8月
9日
道具を考えよう
仕事に使う人は、トラックに8万ドルも払いません。なぜなら、仕事用の車は利益を生み出すための「道具」であり、そこに過剰なコストをかければ、その分利益が圧迫されるからです。商売では、売上から経費を引いた残りが利益になります。もし車両に過剰な投資をしてしまえば、その分を回収するために、より多くの仕事をこなさなければならず、効率が落ち、利益率も下がってしまいます。
もちろん、高額なトラックには快適性や最新の装備、安全性能などの付加価値があります。しかし、それらは必ずしも仕事の収益性に直結するわけではありません。特に運送業や建設業など、日々の業務で酷使する車両では「壊れても修理しやすく、維持費が安く、必要な性能を満たす」ことが最優先です。
さらに、特に業務車両として電気自動車(EV)を選ぶことは現実的ではありません。その理由は、充電に時間がかかり、その間は車が稼働できず、利益を生まない「無駄な時間」が発生するからです。業務車両にとって、止まっている時間はコストであり、その時間が長くなるほど効率は落ち、ビジネスにとって大きなマイナスになります。
結局のところ、ビジネスで使う車は「道具としての価値」で判断されるべきです。見た目やブランドにお金をかけすぎれば、本来の目的である利益確保が難しくなります。だからこそ、多くの事業者は8万ドルのトラックや充電に時間を取られるEVではなく、必要十分な性能を持ち、コストパフォーマンスの高い車を選ぶのです。
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内倉憲一(うちくらけんいち)
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