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内倉憲一 ニュースレター Vol. 348 ケタリングの法則を実践する

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ケタリングの法則を実践する

皆さんは「ケタリングの法則(Kettering’s Law)」をご存じですか?アメリカの発明家であり、GM(ゼネラルモーターズ)の技術責任者でもあったチャールズ・F・ケタリングが語った有名な言葉があります。

「問題を正しく定義できれば、それは半分解決したようなものだ。」

最近、私はこの言葉の重みをあらためて実感しています。

問題解決の第一歩は「問題の明確化」
たとえばビジネスの現場では、「売上が落ちている」「顧客の反応が悪い」「社内の雰囲気がよくない」といった漠然とした課題が持ち上がることがあります。でも、それだけでは何も解決できません。

「売上が落ちている」なら、

どの製品の売り上げが落ちているのか?
いつからその傾向が出ているのか?
どの市場で落ちているのか?
競合の動きに変化はあるか?
社内に何か変化があったか?

というように、具体的に問い直し、因果関係を洗い出す作業が必要です。私はこの作業を「問題の解像度を上げる」と呼んでいます。

開発・設計・デザインにおいても同じ
これはシステム開発やUI/UX設計、グラフィックデザインなどにもまったく同じことが言えます。
 
  • 「使いにくい」という声は、どこで、どう使いにくいのか?
  • 「デザインが古い」というのは、見た目なのか、それとも構造的な課題なのか?
  • 「動作が遅い」と言われるが、通信か、処理か、設計か?
表面的な「不満」や「要望」をそのまま受け取るのではなく、構造的な問題にまで掘り下げて言語化することが、本当の設計・開発の出発点です。デザインにおいても「カッコよくして」と言われた時、その言葉の裏にある“目的”や“見せたい印象”を探ることで、本当に意味のあるデザインにつながります。

経営者としての実感
私自身、経営の意思決定においても常に「この課題の本質は何か?」と自問します。
 
  • 新しいサービスを出すべきか?
  • 採用に力を入れるべきか?
  • 営業体制を見直すべきか?
そのたびに、数字・現場の声・市場の変化などを集め、「問題そのものを定義し直す」ことから始めています。

「聞く力」と「書く力」が重要
問題を明確にするには、「聞く力」と「書く力」が不可欠です。私は経営者として、社員の声やお客様の話をしっかり聞き取りながら、ホワイトボードやノートに書き出して整理することを意識しています。頭の中のモヤモヤが文字になると、情報が整理され、共有され、解決の糸口が見えてくるのです。

ぜひ皆さんも、次に課題や困りごとに直面したら、自分にこう問いかけてみてください。

「これは本当に解決すべき“問題”なのか?」
「この問題を正しく言葉にできているか?」

その問いこそが、「ケタリングの法則」を実践する第一歩です。
そしてそれができれば、もう解決の半分は終わっているかもしれません。
 


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内倉憲一(うちくらけんいち)
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