小学校では少人数指導の先生、中学校以降では副担任の先生。
大きな違いは、担任を持っていないことはご存じの方も多いかと思います。
この時期の担任は準備で大忙し。と同時に、「どんな準備をしようかな~」と考える時間も楽しかったりしますよね。
今回は担任ではなく、担任外の先生方について書いてみました。
①担任が不在の場合に、そのクラスに入る
出張時や急な体調不良など、担任の代わりに児童・生徒につきます。担任によってシステムは異なりますが、状況を見て子どもに聞きながら取り組むことがコツ。そのためには、普段から様々なクラスの様子を、自分の目で見て知っておくことが大切です。これが生徒理解にも繋がります。
②担任の視点を常に持つ
担任をしていた(今後する)時に「この場面、他の先生に手伝ってくれると『嬉しい』」という経験はありませんでしたか?
その場面こそが、学年外や副担任の先生方が取り組む指標の一つになります。
あれもこれもと重なる事案がある時は重なることが意外と多く、しかも同時進行で取り組む必要があります。例えば、教室で話を聴きたいけれど家庭連絡をしなければならない場面。
その時にスッと動いてくれると、担任は助かるものです。これが「副担任だから」という視点でいると、状況に興味がないので動けません。
③見えないところで時間を多く費やす業務をしておく
書類の仕分けや細かい作業、新しいクラスに要録等の書類を分け直す、廊下の掲示物作成など、場所と時間が必要な業務です。1人で取り組むのは効率が悪いので、2人ならば労力が半減になることが多いです(計算上、労力は人数に反比例する)。特に、新学期始めの特別日課の時は比較的時間があると思います。
担任だけでクラス・学年の業務全てをこなすのは、とても大変です。職場は、職員みんなでフォローし合っていくことで、成り立っていく場所です。子どもたちにも、リーダーとフォロワーのことを話す先生方もいらっしゃると思います。社会の縮図が学校ならば、学校の拡大は社会。
また、担任の視点で見て取り組んだことは、再び自分が担任を持った時に活かせることが多くなり、視野を拡げることにも繋がります。担任の先生方の助けになれるような学校でありたいと、改めて私も思いました。一つでも、参考になれたら幸いです。
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