今回、ひとつは、大阪でバリ・ガムランの活動をしているギータ・クンチャナのガムランを測定させて頂きました。ギータ・クンチャナのスタジオは通天閣のそばにあります。
http://gitakencana.music.coocan.jp/
HPのプロフィールにも書いていますが、主宰のKさんは音大卒業後、、バリ島のインドネシア国立芸術大学(ISI)への留学を終えて、関西を中心に、いろいろなところでガムランを教えながら、このギータ・クンチャナを運営・活動しています。立派ですね。ガムランだけで、生活していくことは大変なことです。頭が下がります。
このスタジオでも、教えているようなので、関西方面でバリ・ガムランに習ってみたいな、あるいは、やってみたいなと思っている方は、是非、訪ねてみてください。
昨日は、ハリモクの最後の練習で、その後、忘年会だった。そして、練習前に、再び汐留ミュージアムへ行ってキリコ展を見てきた。今回は、1977年のキリコのインタビューの映像も見れたし、外で上映していたビデオも見ることができた。ニーチェの「神は死んだ」という言葉に影響を受けて、「孤独」というテーマから生涯、形而上絵画を描いてきたらしい。とても、共感できた。インタビューのキリコもユーモアがあって面白かった。
パナソニックビルの下にある新橋の駅舎跡がイルミネーションが飾られて、きれいだった。さて、今日から、大掃除かな..
ロイヤル コペンハーゲンの彩磁アザミ文花瓶です。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/RC_2283_MHost.html
絵付け作家はマリアナ・ホスト、製作年代は、1890年11月。抽象的に描かれているので、実のところ、アザミかどうかわかりません。最初、クラゲかなと思ったのだが、葉や枝が緑で描かれているので、花であることは確かです。あざみ以外の花だと思う方、教えてください。うちの奥さんは菊の可能性もあると言っています。
マリアナホストは、おそらく1889年のパリ万国博覧会以降、ユニカにサインをいれることができたと思われますが、1889年代のホストのユニカはまだ見たことはないので、はっきりと断定はできません。
1890年に釉下彩で、青、緑、ピンク、そして、白の4色を使い、斬新的なデザインで描かれているところなど、かなり挑戦的な作品だと思います。
マリアナ・ホストは1904年にロイヤル コペンハーゲンを退職し、欧州外遊後、1906年にマイセンに迎えられ、以後3年間の在籍期間中に、ロイヤル・コペンハーゲンで得た釉下彩の技術を伝授し、マイセンのアールヌーヴォー様式に影響を与えました。
今度の展覧会では、この辺のところも是非取り上げたいなと考えています。
ロイヤル コペンハーゲン、マーガレットサービスの珈琲ポット、アーノルドクロー作
ビング オー グレンダール 睡蓮型カップ&ソーサ、ピエトロクローン作
スタソーマ物語の後編、最後の第5幕では、プルサダがスタソーマに対して矢を放つが、その矢はみな蓮の花に姿を変えてしまうという場面がある。
そのときに使われた人形(どうも、こういうものを人形と呼ぶのには抵抗があるな..)である。指で紐を引っ張ると、黒い矢の先が開き、蓮の花になるという凝った人形である。これ、右下奥に写っているグンデル(手前)を演奏していたメンバー(は)(左胸にあてがっているのが本人)が設計して、彼の奥さんが作製したものらしい。ちなみに、手前の指差して解説している手は、ダランの手である。こうやって、梅田一座のワヤンはメンバーの家内制手工業に支えられているのですね。涙がでてきそう..
スクリーン表です。
スクリーン裏です。
金沢へ行く前日12月5日(金)の夜、渋谷の光塾で、ワヤントゥンジュク梅田一座のバリ島の影絵人形芝居ワヤン・クリ「スタソーマ物語 後編 人食い王の改心」を見た。昨年のこの時期、やはり光塾で、はじめて前編が上演されて、今年、各地で上演された。そして、後編は、来年、1年間かけて、やはり、いろいろなところで上演されるようだ。
今年はデレムの踊りが、バリスではなく、ジャウックに変わった。とても、苦労したようだ。来年、上演回数を重ねる毎にスキルアップしていくのであろう。楽しみである。
野村家の2階に茶室が2つあり、お茶が飲めるようになっています。野村家の各部屋は寒く(茶室にはなんと暖房が入っていました。)、また、台湾か中国の団体客が入っていたので、とても混んでおり、15分くらい待ってやっと入ることができました。わたしの茶碗は九谷焼の青木木米のコピーものでした。暖かく、いただきました。
この前の日曜美術館で、今、パナソニック汐留ミュージアムで行われている「ジョルジョ・デ・キリコ -変遷と回帰―」展を取り上げていた。実は、先月すでに、うちの奥さんと見てきたのだが、すぐその後に京都へ行ったので、アップすることをすっかり忘れていた。
シュルレアリズムに、若いころ嵌っていたので、キリコは結構見ているような気がしていたが、これだけ、まとめて見たのは、確かにはじめてだった。
キリコといえば、シュルレアリストたちに影響を与えた形而上絵画が有名であるが、タイトルに「変遷と回帰」と書いてあるように、第1次世界大戦後、古典主義へ関心が向けられ、伝統的なテクニックや題材で制作を続けるようになり、シュルレアリストたちに批判されたようだ。そして、晩年、また、形而上絵画へと回帰する。
同じような絵を何枚も描く(これを「主題の変奏」と言うらしい)キリコをアンディ・ウォーホルが絶賛していたらしい。ようするにポップアートにも影響を与えた、すごい人だった。
12月26日までやっているから、もう一度じっくりと見に行こうかな..
ちなみに、日曜美術館でも取り上げていた、有名な「街の神秘と憂愁」は、今回、展示されていません。
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