今回、ひとつは、大阪でバリ・ガムランの活動をしているギータ・クンチャナのガムランを測定させて頂きました。ギータ・クンチャナのスタジオは通天閣のそばにあります。
http://gitakencana.music.coocan.jp/
HPのプロフィールにも書いていますが、主宰のKさんは音大卒業後、、バリ島のインドネシア国立芸術大学(ISI)への留学を終えて、関西を中心に、いろいろなところでガムランを教えながら、このギータ・クンチャナを運営・活動しています。立派ですね。ガムランだけで、生活していくことは大変なことです。頭が下がります。
このスタジオでも、教えているようなので、関西方面でバリ・ガムランに習ってみたいな、あるいは、やってみたいなと思っている方は、是非、訪ねてみてください。
ビング&グレンダールの窯変釉銀巻花瓶である。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/b&gLLindahl.html
作家はL.Lindahlで、1911年に制作されたユニカ作品である。L.Lindahlは絵付け作家であり、たくさん釉下彩の量産作品を描いているが、今までユニカの作品は見たことがなかった。それも窯変釉なので、とても珍しいものだと思う。茶色の窯変がとてもきれいに出ている。それと、私は基本的に銀巻はあまり好きではないが、この花瓶にはよく合っていると思う。
掃除と年賀状印刷の合間に、いままで時間がなくてなかなかアップできなかった作品をHPにアップしているが、なかなか捗らない。まあ、お正月もあるから、ゆっくりとあげていきたいと思います。
昨日は、ハリモクの最後の練習で、その後、忘年会だった。そして、練習前に、再び汐留ミュージアムへ行ってキリコ展を見てきた。今回は、1977年のキリコのインタビューの映像も見れたし、外で上映していたビデオも見ることができた。ニーチェの「神は死んだ」という言葉に影響を受けて、「孤独」というテーマから生涯、形而上絵画を描いてきたらしい。とても、共感できた。インタビューのキリコもユーモアがあって面白かった。
パナソニックビルの下にある新橋の駅舎跡がイルミネーションが飾られて、きれいだった。さて、今日から、大掃除かな..
ロイヤル コペンハーゲンの彩磁アザミ文花瓶です。
http://home.h00.itscom.net/shiokawa/RC_2283_MHost.html
絵付け作家はマリアナ・ホスト、製作年代は、1890年11月。抽象的に描かれているので、実のところ、アザミかどうかわかりません。最初、クラゲかなと思ったのだが、葉や枝が緑で描かれているので、花であることは確かです。あざみ以外の花だと思う方、教えてください。うちの奥さんは菊の可能性もあると言っています。
マリアナホストは、おそらく1889年のパリ万国博覧会以降、ユニカにサインをいれることができたと思われますが、1889年代のホストのユニカはまだ見たことはないので、はっきりと断定はできません。
1890年に釉下彩で、青、緑、ピンク、そして、白の4色を使い、斬新的なデザインで描かれているところなど、かなり挑戦的な作品だと思います。
マリアナ・ホストは1904年にロイヤル コペンハーゲンを退職し、欧州外遊後、1906年にマイセンに迎えられ、以後3年間の在籍期間中に、ロイヤル・コペンハーゲンで得た釉下彩の技術を伝授し、マイセンのアールヌーヴォー様式に影響を与えました。
今度の展覧会では、この辺のところも是非取り上げたいなと考えています。
ロイヤル コペンハーゲン、マーガレットサービスの珈琲ポット、アーノルドクロー作
ビング オー グレンダール 睡蓮型カップ&ソーサ、ピエトロクローン作
陶磁器仲間のまゆきさんが主宰している陶迷庵のBBSで、今年のイチオシがKEIさんの音頭で始まりました。 http://www.xt.sakura.ne.jp/~tomeian/cgi-bin/minibbs.cgi
私は1日考えて、結局、今年はアーノルド・クローのマーガレットサービスのコーヒーポットに決めました。1900年のパリ万国博覧会でグランプリを獲りましたからね。「アールヌーヴォー磁器とは何か」を象徴する作品です。でも、本当はB&Gのピエトロ・クローンのカップ&ソーサ(C&S)でも良かったかな。実は、このC&Sは鷺のサービスと共に、1889年のパリ万国博覧会に出品されたのではないかと私は考えています。
先日、美術館の方と1日かけて、来年度の展覧会のために、都内にあるいくつか西洋骨董店を回りました。そして、出展するためのメインとなる作品をおおよそ決めてきました。内容は西洋のアールヌーヴォー陶磁器ですが、万国博覧会に関わるものを考えていますので、もちろん、この二つは出展したいと思っています。
しかし、ふたつとも、今年の初めに、私の前に現れて、最初は見送ったものでしたが、結局、私のもとにやって来ました。最近、物との出会いというものは、偶然というより、必然かなと思うようになりました。バリ島のゴングもそうかな..
ということで、ここでは今年のイチオシとして両方アップしておきます。
スタソーマ物語の後編、最後の第5幕では、プルサダがスタソーマに対して矢を放つが、その矢はみな蓮の花に姿を変えてしまうという場面がある。
そのときに使われた人形(どうも、こういうものを人形と呼ぶのには抵抗があるな..)である。指で紐を引っ張ると、黒い矢の先が開き、蓮の花になるという凝った人形である。これ、右下奥に写っているグンデル(手前)を演奏していたメンバー(は)(左胸にあてがっているのが本人)が設計して、彼の奥さんが作製したものらしい。ちなみに、手前の指差して解説している手は、ダランの手である。こうやって、梅田一座のワヤンはメンバーの家内制手工業に支えられているのですね。涙がでてきそう..
スクリーン表です。
スクリーン裏です。
金沢へ行く前日12月5日(金)の夜、渋谷の光塾で、ワヤントゥンジュク梅田一座のバリ島の影絵人形芝居ワヤン・クリ「スタソーマ物語 後編 人食い王の改心」を見た。昨年のこの時期、やはり光塾で、はじめて前編が上演されて、今年、各地で上演された。そして、後編は、来年、1年間かけて、やはり、いろいろなところで上演されるようだ。
今年はデレムの踊りが、バリスではなく、ジャウックに変わった。とても、苦労したようだ。来年、上演回数を重ねる毎にスキルアップしていくのであろう。楽しみである。
野村家の2階に茶室が2つあり、お茶が飲めるようになっています。野村家の各部屋は寒く(茶室にはなんと暖房が入っていました。)、また、台湾か中国の団体客が入っていたので、とても混んでおり、15分くらい待ってやっと入ることができました。わたしの茶碗は九谷焼の青木木米のコピーものでした。暖かく、いただきました。
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