五島美術館で行われている「瓷華明彩」展へ行ってきた。伊勢彦信氏(イセグループ会長)の中国陶磁コレクションである。文化財団にしてあるが、すごいコレクション。明・清時代の官窯を中心とする選りすぐりの色絵作品70点なので、名品揃い。重要文化財も2つある。まあ、色絵はさほど興味はなかったが、黄釉はとてもきれいだった。15世紀、16世紀(明の時代)にこれだけの黄色をだせるのは、やはり中国はすごい。
また、初めて、青磁鉄斑文瓶の実物を見た。重要文化財である。13世紀から14世紀(元)なので、還元焼成だろうが、鉄斑文がとても鮮やかで美しかった。やはり、本物は見なければいけない。
19世紀にセーブルが一生懸命中国陶磁の色釉を研究したのがよくわかる展覧会であった。でも、多色の釉下彩は、やはり、ロイヤル・コペンハーゲンとビング&グレンダールだな。
イラストレイターの長岡秀星さんが亡くなられた。アース・ウィンド&ファイアーやカーペンターズなどのアルバム・ジャケットを制作した方である。若い頃、イエスのアルバム・ジャケットをデザインしたロジャー・ディーンさんとこの長岡秀星さんの作品が大好きであった。昨日、久しぶりにこの作品集を開いたら、とても懐かしかった。大変だったけど、いい時代だったな.. ご冥福をお祈りいたします。
Bunkamuraザ・ミュージアムで行われている「ボッティチェリとルネサンス」展へ行ってきた。思っていたより、良かった。特に、メディチ家のメセナ活動とルネサンス芸術の関係が良くわかった。結局、芸術、文化というものは、経済的基盤がなければ、花開かないということである。これは、今も同じだろう。
今回目玉の横幅5m以上ある受胎告知も迫力があり良かったが、有名な「ビーナスの誕生」の「ビーナス」だけを描いた絵画もあることには驚いた。15世紀末の歌曲集の五線譜を見れたのも良かったな。6月28日(日)まで。お勧めである。
真鍮パイプの周りを和紙で囲むのがミソ。
音は小さいけど、良くなります。
これ、実は先日、日本サウンドスケープ協会の研究発表会のときに、金沢工大の土田先生が風鈴についての発表を行い、続いて、みなに和紙と真鍮パイプのキットが配られ、風鈴製作のワークショップが行われて、作ったものである。すなわち、この「かなざわ風鈴」は、土田先生が考案したものである。音源は真鍮パイプなので、南部風鈴のように「うなり」が生じず、音が小さい。ほんとに、かすかな音である。隣の部屋にいるとほとんど聴こえない。もしかしたら、住宅地域で良いかもしれない。しかし、夏である。
さて、いよいよ本日15時から、日本サウンドスケープ協会のシンポジウム「劇空間の音風景 声による演出から見る古今東西の世界観」が、私が勤めている日本大学生産工学部のスプリングホールで行われます。
講演者は、いずれも、このブログで紹介した山形治江さん、増野亜子さん、そして、梅田英春さんです。私が司会進行をやります。参加費無料、申し込み不要です。皆様、お友達をお誘い合わせの上、是非ご参加ください。
ちなみに、講演後、情報交換会という名の懇親会も行われます。こちらは参加費3000円ですが、講演者はもちろん全員参加します。チラシの詳細(2ページ分あります。)はこちらからダウンロードしてください。
http://www.soundscape-j.org/news/data/upfile/39-1.pdf
また、会場はこちらです。
http://www.cit.nihon-u.ac.jp/access/
津田沼キャンパスですので、御間違いないようにお願いします。
では、朝早いので寝ます。お休みなさい。
同僚のK先生が音の森のガムランコンサートを見に来てくれました。そして、昨日、メールに添付して写真を送ってくれました。ジャヤスマラを演奏しているときの写真です。これ、私は演奏しているので、撮れませんからね。本当にありがとうございました。
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