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神戸:ファルコンの散歩メモ

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『ハーモニー』伊藤計劃(ハヤカワ文庫)

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『ハーモニー』伊藤計劃(ハヤカ...
21世紀後半、アメリカ合衆国で起きた暴動をきっかけとして多くの核弾頭が飛び交い放射能で汚染された<大災禍(ザ・メイルストロム)>が起こり、従来の「国」は崩壊、新たな統治組織として「正府(ヴァイガメント)」が誕生、人間は健康と幸福の福利厚生社会を築き上げていました。

そこでは、<個人用医療薬精製システム>が各家庭に常備され、病気にかかることなく生活が送れます。
女子高校生の<ミァハ>は自己意識を憎悪する社会に対して反感を持ち、自ら自死を決行、友人の<キアン>と語り手こと<トァン>を残して消え去ります。

13年後、<トァン>はWHO螺旋観察事務局の上級監察官として働いていましたが、禁止されている飲酒・喫煙が露見し日本に送還、再開した<キアン>が昼食時に自殺を図り目の前で亡くなってしまいます。
全世界規模で意識を洗脳させる行為が行われている現状をみて<トァハ>は、犯人の思考が<ミァハ>と同じことに気づき、一人で真実を突き止めようとします。

健康で病気にならない人類社会をベースに、人間の意識と幸福はなにかと問い詰めていく課題は大きく、読み手に「人間」とは「人間社会」とはを語りかける重さのある一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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味噌スープ定食@居酒屋【吉宗】兵庫区湊町3丁目

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味噌スープ定食@居酒屋【吉宗】...
先週の土曜日、お昼ご飯にと初めて訪れたお店でしたが、「ご飯がない」とのことで 「ホルモン焼きうどん」 をいただきました。
入口の扉を開けると、女将さん一人だけでした。
「今日はご飯ありますか?」と聞けば、「大丈夫よ」と笑顔で返事が返ってきました。

ようやく「味噌スープ定食」(700円)の登場です。
アサリ、ねぎ、たまねぎ等の具材で、アツアツでした。
調理の間、女将さんと色々とお話をさせていただきました。
お店の名前は日本語読みの「よしむね」でいいそうです。言葉に訛りがあるので、ハングル的に「ギルジョン」かと思いましたと言いますと、笑いながら「わたし中国、延辺朝鮮族自治州出身」とのこと。
お盆を受け取るときに「スープ忘れた」と言いますので、みそ鍋があるのにまだスープも?と怪訝に思いましたらなんと<スプーン>の事で、これまた大笑いです。

土曜日ということもあるのでしょう、昼時だというのにお客さんは私一人だけです。
話し好きの女将さんと、食事が終わっても楽しい時間が持てました。
#グルメ #バー #レストラン

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今夜は忘年会@【おでんら 七菜】灘区王子町1丁目

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今夜は忘年会@【おでんら 七菜...
今夜は、私が委員長をさせていただいております業界の委員会と忘年会日です。

なぜかこの委員会のメンバー、酒好きな者ばかりが集まり、委員会の後のアフターが楽しみなのか、出席率は抜群なのです。

忘年会場は、メンバーの娘さんと奥さんがお店をされている【おでんら 七菜】を貸し切りました。
お店の規模はこじんまりとしていますので、15名のメンバー全員が座ることは出来ませんが、立ち身でもいいからと、こちらの我儘を聞いていただきました。

この時期のおでんには、やはり日本酒の熱燗が似合います。
今年も無事に担当業務が終了出来ました。
メンバーの裏方作業に感謝して、下村酒造さんの特別なラベル酒『設計酒』(中身は奥播磨という銘柄です)を持ち込む予定です。

建築士の集まりの場として呑むには、ふさわしい銘柄だと思いませんか。
#ブログ

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『ボクシング・デー』樫崎茜(講談社文庫)

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『ボクシング・デー』樫崎茜(講...
主人公<夏目栞>が、10年ぶりに故郷の小学校を訪れ、自分が4年2組で過ごした一年を振り返る物語で、「第18回椋鳥十児児童文学賞」の受賞作品です。

<栞>は、「ち」と「き」の発音がうまくできずに特別授業として『ことば教室』に通い、定年間近の<佐山先生>に指導を受けていますが、日常生活の出来事を通じて、わかりやすい言葉で<栞>にモノの見方や考え方を諭してくれます。

ある日校庭にそびえ立つ大きな「セコイヤ」の樹が伐採されることになりますが、クラスメートと伐採反対の署名運動に協力したり、奉仕委員としてプルトップを集めたりとの生活を通して、人生の「幸せ」について学んできた過程が回想的に描かれていきます。

「ボクシング・デー」とは、クリスマスに祝えなかった人たちが、一日遅れでプレゼント(Box)を開けることを意味していますが、「遅れたとしても、誰にでも必ずいいことは巡ってくるんだよ」という人生の暗示をそれとなく感じさせてくれる一冊でした。
#エッセイ #コラム #本 #詩 #読書

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激辛ラーメン@中華料理【東方食堂】中央区北長狭通1丁目

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激辛ラーメン@中華料理【東方食...
神戸は急に冷え込んで最高気温が8度しかなく、こんなときには体が温まる食事がほしくなります。
目指すは、以前から気にしておりました【東方食堂】さんの「激辛ラーメン」(600円)です。

カワイイオネイサンに注文しますと、大きな声で「シンシンメ~ン(辛辛麺)」と厨房に料理を通し、「カライ・カライ」を期待して待っていました。

見た目には、ごく普通のスープに担々が入れてあるだけのようですが、これが曲者でした。
少なく見えた担々を箸で混ぜると、スープ全面が真赤に変色、「おおっ!!」と思わず感動の声を上げてしまいました。
ネギの下にはチンゲン菜、もやし、キクラゲが隠れていて、スープの口直しに丁度いい薬味です。

ホカホカ気分で、病みつきになる辛さ、満足気分でスープも完食です。
#グルメ #バー #レストラン

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<スノーボード>

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<スノーボード>
とある喫茶店の店先で、店長さんの趣味なのでしょうか、<スノーボード>が植木鉢の台として使われているのを見かけました。

私も設者としていろいろな道具を使用しますが、たとえ使わなくなった道具でも大事に保管してあります。
<スノーボード>として古くなったのかもしれません。
それにしても、愛着がある道具をこのような形で再利用するのは、どうなのかなと気になりました。
#ブログ

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「神戸ガス燈通り」エスカレーター完成@中央区東川崎町1丁目

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「神戸ガス燈通り」エスカレータ...
昨日14日(火)、JR神戸駅南側の地下街「デュオこうべ」とハーバーランドのメインストリートである神戸ガス燈通りに至る「大階段」に、エスカレーターが完成しました。

地下街からハーバーランドへ、これで随分と行きやすくなり、道案内も楽になります。
これからクリスマスやお正月のイベントが多くなるハーバーランドですが、観光客にも好評であればと期待したいです。
#ブログ

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『京都嵯峨野 京料理の殺意』柏木圭一(講談社文庫)

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『京都嵯峨野 京料理の殺意』柏...
料理写真家<星井裕>を主人公とするシリーズも、2008年8月に刊行された第一作目の 『京都 大文字送り火 恩讐の殺意』 に始まり、本書で10作目になります。

秋の行楽シーズンの京都に<星井>は、助手の<小林健>といつも通り『ルネッサンスジャパン』の料亭特集の取材に東京から出向いてきますが、途中ですれ違った女性が直後に京阪電車に撥ねられて死亡してしまいます。

死亡したのはフードライターの<松木洋子>で、関東の料理業界から土俵の違う関西に移り、あまり料理業界では評判が良くありませんでした。そんな中、グルメガイドブック『アンジェロイド』を発行する会社の重役が、自動車事故で亡くなる事故が起こります。

今回も<星井>は、京都府警洛東署に勤務する別れた妻<安西美雪>の捜査に協力しながら、一連の事件の解明に乗り出します。

京都生まれの著者らしく、『ミシュラン』のような星の格付けに対して、「京都の店をかくづけするなんて、とんでもないこと」と批判されていますが、素材から調理、客の接待に至るまで、奥の深い京料理の世界だけに、簡単にランクづけしてほしくない」と言う気持ちは、よくわかります。
#本 #読書

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カレーライス@旬菜屋【彩葉(いろは)】兵庫区荒田町1丁目

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カレーライス@旬菜屋【彩葉(い...
レトルトパックのカレーか、インド料理店のカレーばかりが続いており、家庭的なカレーを食べる機会が遠のいています。
お昼ご飯に迷っていましたら、「日替わり定食」(500円)でカレーライスの看板を見つけました。

旬菜屋とあるように本来は夕方からの居酒屋さんで、生ビール(500円)、ハイボール(500円)と、今の時代にしては強気の値段のお店だと思いながら扉を開けますと、土曜日と同じこれまた妙齢の女将さん一人のお店でした。
「なるほど。この女将さんなら、少々高くても、酔客が集まるだろうなぁ」と、心の中で独り言。

カレーライス、具材がゴロゴロの家庭的な素朴なお味。
レトルトでもなくインド料理でもなく、インスタントなカレーの味を久々に楽しみました。
ポテトサラダ、酢でしめた昆布が入っており不思議なお味でしたが、カレーの口直しにはぴったりでした。
#グルメ #バー #レストラン

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正月事始め@湊川神社【煤祓式】

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正月事始め@湊川神社【煤祓式】
今日は、年神様を迎える準備を始める「正月事始め」の日です。

昔はこの日に、門松やお雑煮を炊くための薪等、お正月に必要な竹や木を切り出しに山に出かけた日です。

神戸は朝から雨の一日であいにくのお天気でしたが、湊川神社の正門で巫女さんが、長い柄の笹の箒で<煤祓式>の行事を執り行っておりました。

今年もあとわずかなのだと、傘を差しながら感慨深く作業に見入っておりました。
#ブログ

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