日経平均株価(7月23日)終値3万9594円39銭
7月
23日
23日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比77円34銭(0.20%)高の3万9676円34銭でした。22日の米株式相場の反発を手掛かりに、東京市場でも値がさの半導体関連の一角に買いが入りました。日経平均の上げ幅は一時300円を超え「3万9927円89銭」の高値を付けていますが、節目の4万円を前に投資家の利益確定や戻り待ちの売りが上値を抑えています。
前日の米株式市場ではダウ工業株30種平均株価やナスダック総合株価指数など主要指数が値を上げています。<バイデン米大統領>が大統領選から撤退し、後継候補として<ハリス副大統領>を支持する意向を示しました。共和党候補の<トランプ前大統領>の優位が揺らぐ可能性があり、<トランプ>の政策を巡る懸念が後退しています。東京市場では直近の下げを主導していた東エレクやアドテストなどが上昇でした。日経平均は前日に約1カ月ぶりの安値を付けており、自律反発を狙った買いも入りやすかい状況でしたが、買い一巡後は伸び悩んでいます。
自民党幹部などから日銀の政策正常化に前向きな発言が出ており、日銀による追加利上げの思惑が相場の重荷となっています。来週30〜31日に日銀の金融政策決定会合と米連邦公開市場委員会(FOMC)を控え、政策発表を見極めたいとの雰囲気も強く、上値を追う動きは限られました。
終値は小幅に5営業日続落し、前日比4円61銭(0.01%)安の3万9594円39銭でした。