文豪<森鴎外>(1862~1922年)ゆかりの東京・上野の旅館「水月ホテル鴎外荘」(東京都台東区池之端3丁目3ー21)が、新型コロナウイルスの影響で五月末で閉館することが報道されています。
鴎外の旧邸が敷地内にある老舗は宿泊などのキャンセルが相次ぎ、約80年の歴史に幕を引きます。おかみとして切り盛りしてきた<中村みさ子>さん(62)は「旧邸を守るのが私たちの使命。会社の体力があるうちに」と、決断の理由を語っています。
樹齢300年のカヤやクロガネモチに囲まれた旧邸は、築約130年の純和風の木造。20代後半の<鴎外>が最初の妻<登志子>と新婚時代を過ごし、『舞姫』・『うたかたの記』・『於母影』などを執筆しました。
旅館は943年、旧邸の隣に、前身の「水月旅館」として創業。3年後、売りに出されていた旧邸を保存するため創業者が購入し、現在の名前に改めました。都内第1号と認定された天然温泉は今も人気です。
東日本大震災後の不況も乗り切りましたが、新型コロナで売り上げは前年の約1割に落ち込み、今月中旬、「これ以上経費がかさむと、倒産して旧邸を守れなくなる」と、5月31日での閉館を決めています。旧邸をこのまま敷地内で保存するか、別の場所に移築するかは未定だと言います。
政府は、2019年(令和元年)10月31日未明の火災により焼失した首里城の再建に向け、正殿を2026年中に完成させる方針を固めています。27日に<菅義偉>官房長官をトップとする関係閣僚会議を開き、再建日程を盛り込んだ工程表をまとめます。
今年4月以降、設計や、基本的な資材となる木材の調達可能性について調査に入ります。2022年から、本格的な再建工事に入る予定です。
一方、北殿や南殿などについては、正殿の再建に向けた作業ヤードとして使うことを見込むため、再建の具体的日程は工程表に盛り込まれない見込みです。
政府は、首里城復元に向けた技術検討委員会(委員長<高良倉吉>琉球大名誉教授)が取りまとめた報告や、自民党の首里城再建に関する委員会(座長<宮腰光寛>前沖縄担当相)による提言書の内容も踏まえて工程表を策定します。正殿には自動火災報知設備やスプリンクラーを設置することになります。
木材は国産ヒノキなどを中心に調達を進めます。一方、沖縄在来のチャーギ(イヌマキ)やオキナワウラジロガシのほか、前回の復元で使われたタイワンヒノキについても、調達のめどが立てば象徴としての活用を視野に入れているようです。
西宮家の武士蔵(旧前蔵)入口画像:JR東日本秋田支社)
JR東日本秋田支社が秋田県仙北市角館町の観光施設の蔵や武家屋敷通り近くの飲食店などを改装した1棟貸し切りの 古民家ホテル「和のゐ角館」 が16日にオープンしています。
同市と田沢湖・角館観光協会との3者による連携事業の一環で、「和のゐ角館」から地域の魅力を広く発信していき、滞在型観光の起爆剤を目指します。
JR東日本秋田支社によりますと、都市部の富裕層らがターゲットの高級路線で、夕食は周辺の飲食店で取ってもらうシステムです。宿泊は2人からで最大4~6人。
新型コロナウイルス感染症の影響も多少あるようですが、すでに首都圏を中心に半年先までの予約が入っているといいます。
「カンデオホテルズ長崎新地中華街」完成予想図(画像:カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント)
長崎市銅座町のイオン銅座店跡地にホテル「カンデオホテルズ長崎新地中華街」(長崎市銅座町3ー12)が3月16日(月・大安)にオープンします。イオン銅座店は1969年開業の丸栄長崎店がルーツ。店舗老朽化などで2017年に閉店しました。大和ハウス工業(大阪市)が跡地を取得、建物を施工しています。
運営会社カンデオ・ホスピタリティ・マネジメント(東京)によりますと、カンデオホテルズは、五つ星ラグジュアリーホテルと三つ星ビジネスホテルの中間を狙い全国展開し、長崎で23カ所目になります。
鉄骨12階建て6770平方メートル。客室は207室。露天風呂付きトリプル1室、角部屋で窓ガラスが大きく開放的なツイン18室などがあります。最上階の大浴場「スカイスパ」にも露天風呂を備えています。長崎らしさにもこだわり、11階フロント・ロビーのシャンデリアはクリスタル3万個をつり下げて「眼鏡橋」を立体的に表現されています。
朝食は皿うどんやカステラなどの名物を提供し、果物や米も地元産。昼・夕食の提供はなく、街の飲食店を利用してもらうシステムです。
大人2人がクイーン1室を朝食付きで会員利用した場合、価格は計1万6200円から(一般は千円プラス)。料金は変動します。
米ニューヨーク・マンハッタン西側の大規模再開発プロジェクトとして知られる「ハドソンヤード」に11日、高さ335メートルの展望デッキ「エッジ」がオープンします。
高層ビルの100階から奥行約24メートルの三角形のデッキが突き出し、360度の眺望を楽しむことができます。屋外の展望デッキとしては西半球トップの高さとなります。
エッジのチケットは38ドル(約4000円)で、さまざまな割引料金も設定されているようです。
巨大なマンハッタンの地図を見上げ、トンネルを抜けた先のエレベーターに乗って52秒。壁面に写し出されるニューヨークのアニメーションが写真へ、さらに雲へと変化したところでドアが開く。そこはまるで空へ舞い上がったような別世界がひろがるとか。
目玉は何といっても、中央部にあるガラス張りの床。恐る恐るのぞき込めば、はるか下に走る車がアリのように小さく見える。一歩踏み出すのは意外と勇気がいるけれど、ガラスは決して壊れることがないとされ、上で飛び跳ねたり、寝転んだりするのも自由だそうです。
2008年から「平成の大修復」を行っていました京都市東山区の清水寺で、本堂(国宝)の檜皮葺(ひわだぶ)き屋根が約50年ぶりに葺き替えられました。工事中に本堂を覆っていた素屋根が取り外され、「照り起(むく)り」と呼ばれる優美な曲線美が再びお目見えしています。<徳川家光>による再建以来初めて破風の飾り金具も修理。落ち着いた檜皮の屋根に金色が映えています。
本堂の修復は2013年に始まりましたが、屋根を葺く檜皮は2017年2月の工事開始前から国内各地で探し始め、通常より20センチほど長い檜皮約170万枚を10年かけて確保しています。
「照り起り」は屋根が緩やかな弧を描く構造で、寺院の屋根では珍しく、本堂から張り出した部分の屋根は反り返っており、異なる形の屋根が組み合わさる複雑な構造も、建物をより魅力的に見せています。
来年度は舞台板の張り替えが行なわれます。全ての工事が完了するのは2021年3月の予定です。
神戸市では、神戸市都市景観条例に基づき、都市景観の形成を図る上で特に重要な価値があると認められる建築物等を、「景観形成重要建築物等」として指定しています。
このたび、神戸市中央区相生町1丁目1番1にある旧三菱銀行神戸支店(ザ・パークハウス 神戸タワー:総戸数352戸)」を、「景観形成重要建築物等」として2020年2月25日(火)をもって指定(告示)しています。
同建物は、1900年に建設された旧三菱銀行神戸支店 「(のちのファミリアホール) の外壁2面を、石材をひとつひとつ解体し組み直す手法により、マンションの基壇部として保存・復元しています。
栄町通の西端に位置し、北東側玄関上部のペアのコリント式オーダーをはじめ、切り石積みの1階部分やペアの柱型2組で一つの壁面単位をなす2、3階などルネサンス様式の意匠を持つディテールで構成された外観は、神戸における本格的洋風建築の代表作として知られています。
NHKによる愛知発地域ドラマとして放送された 『黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙した男~』 が、72分拡大版のスペシャルドラマとして3月13日(金)にNHK総合でオンエアされます。
2019年11月27日(水)にNHK BSプレミアムで放送された『黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙した男~』。帝国ホテルを飾った黄色いれんがの製造に関わった職人たちの実話にもとづき、1人のライターが建築陶器の町・常滑で伝説の職人の真実を探るさまが描かれます。スペシャルドラマでは、<安田顕>演じる職人「久田吉之助」が黄色いれんがを試行錯誤する過程などのシーンが追加されました。
『黄色い煉瓦~フランク・ロイド・ライトを騙した男~』は(22:00~23:12)にて放送。<勅使河原亜紀夫>が演出を担当し、<安田顕>のほかには<村上佳菜子>、<佐野岳>、<小林豊>(BOYS AND MEN)、<石橋けい>、<東根作寿英>、<大黒柚姫>(TEAM SHACHI)、<杉浦太陽>、<ダニエル・カール>、<団時朗>、<渡辺哲>、<平田満>らがキャストに名を連ねています。
神戸エリア2棟目、兵庫県内で3棟目となります直営ホテル 「アパホテル(神戸三宮駅前)」 (地上13階建客室数全176室(シングル:172室、ダブル:3室、ツイン:1室))が、2月20日にグランドオープンしています。
同ホテル))(神戸市中央区下山手通2丁目11-12)は生田神社に近接し、東門外や元町などの繁華街からも近い場所に開業。また、ビジネスやレジャーにも便利な立地となっている。主な特徴として、全客室にオリジナルユニットバスやオリジナルベッド、ハイグレードアメニティを導入、50型以上の大型テレビを設置するなど、利用者が快適さと特別感を感じられる仕様にこだわりを見せています。
宿泊料金は部屋のタイプや曜日、時期によって異なりますが、開業記念特別価格として、3月末までスタンダードルーム(1人利用)通常料金(1万8000 円・税サ込)からのところ、(5800 円・税サ込)から、スタンダードルーム(2人利用)通常料金 (3万円・税サ込)からのところ、(7800 円・税サ込)から宿泊できると発表されています。
新劇場のイメージ(画像:歌劇ザ・レビューハウステンボス)
長崎県佐世保市のハウステンボス(HTB)から誕生した歌劇団「歌劇ザ・レビューハウステンボス」の新しい劇場が3月、福岡市にオープンします。(HTB)、ラグーナテンボス(愛知県蒲郡市)に次いで3カ所目の専用劇場。九州の新しい拠点として、全国への発信力を強めます。
健康食品大手のやずやグループ(福岡市)と外資系総合不動産業、ジョーンズラングラサールが運営する複合施設「island eye(アイランドアイ)」(福岡市東区)内に整備。福岡進出を考えていたこともあり、参入を決めました。
立ち見を含めて500人超を収容できます。1日2~3回の公演を想定し、料金は1人4500円。3月27日(金)に開業します。
歌劇団は2013年7月に結成。現在、5チーム約80人が在籍し、2カ所の専用劇場をはじめ、国内外で公演を開いています。
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