政府は、2019年(令和元年)10月31日未明の火災により焼失した首里城の再建に向け、正殿を2026年中に完成させる方針を固めています。27日に<菅義偉>官房長官をトップとする関係閣僚会議を開き、再建日程を盛り込んだ工程表をまとめます。
今年4月以降、設計や、基本的な資材となる木材の調達可能性について調査に入ります。2022年から、本格的な再建工事に入る予定です。
一方、北殿や南殿などについては、正殿の再建に向けた作業ヤードとして使うことを見込むため、再建の具体的日程は工程表に盛り込まれない見込みです。
政府は、首里城復元に向けた技術検討委員会(委員長<高良倉吉>琉球大名誉教授)が取りまとめた報告や、自民党の首里城再建に関する委員会(座長<宮腰光寛>前沖縄担当相)による提言書の内容も踏まえて工程表を策定します。正殿には自動火災報知設備やスプリンクラーを設置することになります。
木材は国産ヒノキなどを中心に調達を進めます。一方、沖縄在来のチャーギ(イヌマキ)やオキナワウラジロガシのほか、前回の復元で使われたタイワンヒノキについても、調達のめどが立てば象徴としての活用を視野に入れているようです。
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