韓国製作のホラー映画『層間騒音』が、2025年10月10日に公開されます。ティザービジュアルが、解禁されています
タイトルの「層間騒音」とは、集合住宅で上下階から聞こえてくる足音、話し声、ドアの開閉音、家電製品の音などの生活音を総称する韓国の言葉です。『ジャガイモ研究所』の<イ・ソンビン>が主演を務める本作では、聴覚障害のある主人公「ソ・ジュヨン」が、古い団地で行方不明の妹を探すうちに、不可解な騒音がもたらす恐怖と対峙するさまが描かれています。
「ジュヨン」は、ある日、妹の「ジュヒ」が突然失踪したことを知ります。「ジュヒ」が住んでいた団地の部屋を訪れた「ジュヨン」は、びっしりと防音シートが敷き詰められた天井を目の当たりに。隣人からは「夜は静かにしてもらえますか。これ以上うるさくしたらその口を裂く」と脅されますが、「ジュヒ」が失踪した部屋には誰もいません。妹が見つかるまで団地に泊まることにした「ジュヨン」は、補聴器を介して奇妙な音が聞こえ始め、やがて何かの存在も感じるようになります。
団地の騒音に悩まされる隣人役はドラマ『未知のソウル』の<リュ・ギョンス>が演じています。出演は<キム・ミンソク>、<ハン・スア>、<チョン・イクリョン>が名を連ねています。監督を務めたのは、韓国における新人監督の登竜門として知られるミジャンセン短編映画祭で最優秀作品賞の受賞歴を持つ<キム・スジン>です。また『哭声/コクソン』・『コンジアム』の音響監督を務めた<パク・ヨンギ>が本作の音響を手がけています。
ティザービジュアルは、団地の玄関ドアを一面に写し出した1枚。「うるさいのは人か、それとも…」というコピーとともに、「お願いです 静かにしてください」と赤字で記された紙が貼られています。さらに「うめき声うるさい」「足音やめろ」「私の言葉が冗談に聞こえますか。なぜ私の話を聞いてくれないのですか」と書かれた紙がドアに貼られ、妹の部屋で起きた異変についてヒントを示したデザインに仕上がっています。