USスチールの買収手続き正式に完了@日本製鉄
6月
19日
18日、 日本製鉄は米鉄鋼大手USスチールの買収手続きを正式に完了し、完全子会社化したと発表しました。買収総額は約140億ドル(約2兆円)で、USスチール株を1株当たり55ドルで買い取りました。これにより、約1年半にわたる買収劇が決着しています。
USスチールは定款変更などの手続きの後、米政府に議決権のない「黄金株」を発行します。米政府は独立取締役1人を選任する権利を持つほか、USスチールの本社や生産・雇用の国外移転、社名変更や設備投資の削減などに米大統領の同意が必要となります。
日本鉄徹の<橋本英二会長>は「トランプ大統領の歴史的な大英断により、パートナーシップが実現したことを大変うれしく思う。世界一の鉄鋼メーカーとしての地位を確かなものにしていきたい」との談話を公表しました。<森高弘副会長兼副社長>はUSスチールの会長を兼務します。
19日、日本鉄徹は東京都内の本社で記者会見を開き、<橋本英二会長>、<森高弘副会長兼副社長>両氏が詳細を説明します。日本鉄徹によりますと、USスチールは18日、ニューヨーク証券取引所を上場廃止となりました。