『ロスト・チルドレン』@<ジャン=ピエール・ジュネ&マルク・キャロ>監督
6月
18日
『デリカテッセン』で一躍脚光を浴びたフランスの奇才<ジャン=ピエール・ジュネ>&<マルク・キャロ>の監督コンビが手がけた『ロスト・チルドレン』は、1996年4月6日に日本初公開されていますが、2025年6月20日より4Kレストア版にて再上映されます。
<ジャン=ピエール・ジュネ>&<マルク・キャロ>による独特のビジュアルと世界観の中で、心優しき怪力男と孤独な少女が繰り広げる冒険を描いています。
暗く冷たい雨が降りしきる近未来の港町。心優しい大道芸人の怪力男「ワン」は、「1つ目教団」と呼ばれる新興宗教団体に弟をさらわれてしまいます。教団は、夢を見ることができない天才クローン人間〈クランク〉に夢を見させるため、子どもたちの頭の中から夢を取り出す実験を繰り返しており、そのために子どもたちをさらっていました。
途方に暮れる「ワン」は、孤児たちの窃盗団を率いる少女「ミエット」と出会い、「ミエット」は「ワン」と一緒に彼の弟を捜すことになります。
撮影は『デリカテッセン』」を手がけて『セブン』でハリウッドに進出した<ダリウス・コンジ>、音楽は<デビッド・リンチ>作品で知られる<アンジェロ・バダラメンティ>、衣装は<ジャン=ポール・ゴルティエ>が担当しています。「ワン」役はこれが映画初主演の<ロン・パールマン>、「ミエット」役は新人の<ジュディット・ビッテ>。<ジャン=ピエール・ジュネ>作品常連の<ドミニク・ピノン>が共演しています。