日経平均株価(6月16日)終値3万8311円33銭
6月
16日
16日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、前引けは前週末比359円14銭(0.95%)高の3万8193円39銭でした。
外国為替市場で円安・ドル高が進行したことを手掛かりに、自動車など輸出関連株に採算改善を見込んだ買いが入りました。値がさの半導体関連への買いも目立ち、アドテスト1銘柄で日経平均を約200円押し上げています。
円安に歩調をあわせた海外投機筋による株価指数先物への買いも断続的に入り、日経平均株価を大きく押し上げました。国内の市場関係者の間では中東情勢の緊迫はすでに織り込まれたという声が多く、前週末の米株式相場の下落を受けた売りも特にみられませんでした。地政学リスクの高まりは、国内ではむしろ防衛関連株などへの物色につながっています。
15日、主要7カ国首脳会議(G7サミット)がカナダで開幕しました。市場はやや楽観的すぎると思いますが、サミットで日米関税交渉で何らかの前進があるという期待と円安が、きょうの株高につながっているようです。
終値は、前週末比477円08銭(1.26%)高の3万8311円33銭で終えています。