「1ドル=143円44銭~143円50銭」
6月
13日
12日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続伸し、前日比1円10銭円高・ドル安の「1ドル=143円45〜55銭」で取引を終えています。円の高値は「1ドル=143円19銭」、安値は「1ドル=143円90銭」でした。
12日発表の5月の米卸売物価指数(PPI)が市場予想を下回り、米連邦準備理事会(FRB)が利下げを実施するとの観測が強まっています。
5月の(PPI)は前月比の上昇率が(0.1%)と、市場予想(0.2%)を下回りました。前日発表の米消費者物価指数(CPI)に続いて、インフレ上昇圧力が市場の警戒ほど高まっていないと受け止められています。
同日発表の週間の米新規失業保険申請件数は24万8000件と、市場予想(24万6000件)を上回り、昨年10月以来の水準を維持しています。受給者総数は2021年11月中旬ぶりの高水準で、労働市場の勢いが鈍化つつあることを改めて示しました。市場では、(FRB)が利下げに踏み切るという期待が広がり、発表後、米債券市場では長期金利が低下(債券価格は上昇)し、日米金利差の縮小観測も円相場を支えました。
一方、<トランプ米大統領>は12日、米国とイランの核協議難航で中東情勢が緊迫していることから「大規模な衝突になる可能性がある」と語り、米政府は11日にも中東に駐留する同国の政府職員の退避を始めています。中東の地政学的な緊張感が高まっており相対的に低リスクの通貨とされる円を買い、ドルを売る動きも出ています。
投稿日 2025-06-13 07:53
ワオ!と言っているユーザー
投稿日 2025-06-13 07:59
ワオ!と言っているユーザー