黒星<藤井聡太名人>(340)第83期名人戦七番勝負第4局
5月
19日
<藤井聡太名人>(22/竜王、王将、王位、王座、棋王、棋聖の七冠)に<永瀬拓矢九段>(32)が挑戦する第83期名人戦七番勝負第4局が18日、大分・宇佐市の宇佐神宮で「千日手」で指し直しの対局となり、手番入れ替えで後手の<藤井聡太名人>が141手で敗れました。第1局から3連勝していましたが、ストレートでの防衛とはなりませんでした。
<藤井聡太名人>は、第68期の<羽生善治名人>以来15年ぶりの名人戦ストレート防衛を逃した終局は、名人戦としても遅い午後10時16分でした。
17日午前9時に藤井の先手で本局が始まりましたが、午後5時3分に自らの61手目で千日手が成立。この日は午前9時から指し直し局が行われました。戦型は角換わりで、<藤井聡太名人>は後手番、<永瀬拓矢九段>より3時間近く短い持ち時間時間となりましたが、徐々に優勢に。しかし109手目で龍を指されると、自玉を動かす展開に。111手目以降は共に1分将棋となり、形勢が頻繁に変化。最後は激しい打ち合いとなったが、勝ちきることはできませんでした。
第5局は29、30日に茨城県古河市「ホテル山水」で指されます。