「1ドル~143円61銭~143円63銭」(4月28日)
4月
28日
28日の東京外国為替市場で、円相場は4営業日続落でした。17時時点では前週末の同時点に比べ26銭の円安・ドル高の「1ドル=143円65〜66銭」で推移しています。
米中対立が和らぐとの思惑から円など主要通貨に対してドルを買い戻す動きが優勢でした。大型連休で市場参加者が少ないなか、国内輸出企業の円買い・ドル売り観測を支えに円が上昇に転じる場面もありました。
前週末25日に中国政府が「米国からの一部輸入品に対する125%の関税の一時停止を検討している」と伝わりました。米中貿易摩擦が緩和し、米景気の減速が避けられるとの見方から、これまで積み上がった円買い・ドル売りの持ち高を解消する動きが優勢となりました。
日銀が30日〜5月1日に開く金融政策決定会合を巡り、日本経済新聞は28日付朝刊で「政策金利は0.5%のまま据え置く方針だ」と報じています。米連邦準備理事会(FRB)は利下げに慎重な姿勢を示しており、日米金利差が開いた状態がしばらく続くとの見方も円相場の重荷となりました。