「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」@世界の記憶
4月
18日
17日、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の執行委員会は世界的に重要な資料の保存などを目的とする「世界の記憶」に「増上寺が所蔵する三種の仏教聖典叢書」を登録しました。日本では9件目。2023年以来2度目の審議で認められました。
叢書は12~13世紀に中国と朝鮮半島で刷られた経典約1万2000点。江戸幕府初代将軍、<徳川家康>が収集し、浄土宗の大本山である増上寺(東京都港区)に寄進しました。
仏教学の基盤形成に貢献したほか、歴史学や言語学など多分野で重要な役割を果たしています。15世紀以前の経典がほぼ完全な状態で残っているのは世界的にも珍しいといい、法人としての浄土宗と増上寺が登録を申請しました。