文化庁委託事業「ndjc(New Directions in Japanese Cinema):若手映画作家育成プロジェクト」で、2024年度に製作された短編4作品〈
『あて処に尋ねあたりません』・『あわいの魔物たち』・『一番星は遠く輝く』・『スリーピング・スワン』〉のうちの1作『あわいの魔物たち』が、2025年4月18日より公開されます。
監督・脚本は、学生時代に自主制作した初監督作『頭痛が痛い』が、「ピアフィルムフェスティバル(PFF)アワード2020」にて審査員特別賞を受賞した<守田悠人>が手掛けています。
東京に暮らす35歳の「野沢佳奈子」は、パートナーの「倫太郎」と愛犬「サビ」を連れて空き家となった実家を定期的に訪れ、いずれ売る時のために片付けを進めています。「倫太郎」はその家の近くの山でひとりで写真を撮るのが習慣でしたが、今回は「佳奈子」も一緒に山へ向かうことになります。2人は山中では別行動を取り、自然の中でそれぞれの時間を過ごします。しかし再び合流して実家に戻ってみると、「サビ」がいなくなっていました。