27日午前の東京株式市場で日経平均株価は反落し、午前終値は前日比353円26銭(0.93%)安の3万7674円03銭でした。米政権が輸入自動車に(25%)の関税をかけると発表したことで、自動車株に収益悪化を懸念した売りが出ました。前日のハイテク株安を受けて半導体関連株が売られています
前日の米株式市場ではハイテク株比率が高いナスダック総合株価指数や、主要な半導体関連株で構成するフィラデルフィア半導体株指数(SOX)が大幅に下落でした。東京市場は朝方からアドテストや東エレクが売られています。
<トランプ米大統領>が日本時間27日朝、輸入自動車に対して(25%)の関税をかけると発表したのを受け、トヨタやマツダなど自動車株が軒並み大幅安となりました。米政権が4月2日に導入するとされる「相互関税」の詳細がみえるまで株式市場は神経質な展開が続くようです。
日経平均は下げ渋る場面もありました。きょうは3月期決算企業の期末配当の権利付き最終売買日とあって、個人投資家による配当取り狙いの買いが相場の下値を支えています。
終値は3営業日ぶりに反落し、終値は前日比227円32銭(0.60%)安の3万7799円97銭でおえています。