日経平均株価(3月26日)終値3万8027円29銭
3月
26日
26日午前の東京株式市場で日経平均株価は続伸し、午前終値は前日比109円61銭(0.29%)高の3万7890円15銭でした。
前日の米ハイテク株高を支えに海外勢とみられる値がさ株への買いがけん引して370円ほど上昇する場面がありました。日経平均株価が節目の3万8000円を上回る水準では利益確定売りが出やすく、買い一巡後は上げ幅を縮小しています。
前日25日の米株式市場では3月の米消費者信頼感指数が前月から低下し、市場予想も下回り米景気の先行きに対する慎重な見方があらためて意識されています。米関税政策の先行き不透明感もあるなかでダウ工業株30種平均株価は小幅にあげていますが、米長期金利の低下を支えにナスダック総合株価指数は(0.46%)上昇でした。東京市場では東エレクのほか、ファストリティリングが上昇。任天堂やソニーGはゴールドマン・サックス証券が25日付の投資家向けリポートで投資判断を「買い」に設定したのを手掛かりに物色が向かいました。
半面、自動車や銀行など景気敏感の割安株は下げています。3月期末の配当の権利付き最終売買日を27日に控えますが、配当の権利取りを意識した買いは足元で一巡し、利益確定売りに押される銘柄が多く見られました。<トランプ米大統領>が輸入自動車に対する追加関税を近く発表する姿勢を見せており、自動車株には手控えムードが広がっています。トヨタやホンダ、マツダなどが下落でした。
終値は、前日比246円75銭(0.65%)高の3万8027円29銭で終えています。終値で3万8000円台を回復するのは、(2月27日)以来、約1カ月ぶりです。