12日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に続落でした。17時時点では前営業日の同時点に比べ1円61銭の円安・ドル高の「1ドル=153円78〜80銭」で推移しています。
11日の米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが先行しました。国内実需筋による円売り・ドル買い観測に加え、足元の円安・ドル高進行を受けて円の買い持ち高を解消する動きも広がりました。
10時前の中値決済にかけては、輸入企業などの国内実需筋による円売り・ドル買い観測が広がりました。円相場は前週末にかけて大きく円高・ドル安が進んでいましたが、12日には節目の「1ドル=153円」などを明確に下回ったことで、損失を限定するための円売り・ドル買いも出ています。