「1ドル=153円65銭~153円66銭」(2月12日)
2月
12日
12日の東京外国為替市場で、円相場は大幅に続落でした。17時時点では前営業日の同時点に比べ1円61銭の円安・ドル高の「1ドル=153円78〜80銭」で推移しています。
11日の米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大を意識した円売り・ドル買いが先行しました。国内実需筋による円売り・ドル買い観測に加え、足元の円安・ドル高進行を受けて円の買い持ち高を解消する動きも広がりました。
米連邦準備理事会(FRB)の<パウエル議長>は、11日に米連邦議会上院で議会証言で、金融政策について、堅調な米経済を背景に「スタンスの調整を急ぐ必要はない」などと述べ、(FRB)は利下げを慎重に進めるとの見方が改めて意識されています。同日の米長期金利が上昇し、円売り・ドル買いにつながりました。
10時前の中値決済にかけては、輸入企業などの国内実需筋による円売り・ドル買い観測が広がりました。円相場は前週末にかけて大きく円高・ドル安が進んでいましたが、12日には節目の「1ドル=153円」などを明確に下回ったことで、損失を限定するための円売り・ドル買いも出ています。