『君への挽歌』@<イ・チャンヨル>監督
2月
4日
高齢化が進む韓国社会で多くの人々が直面する「認知症」と、韓国の口承伝統芸能「パンソリ」を題材に、ある老夫婦が織りなす愛の物語を描いた『君への挽歌』が。2025年2月7日より公開されます。
パンソリの優れた歌い手である「ドンヒョク」は、ツアー公演に奔走する一方で大学教授として学生たちに国楽の講義を行い、長年にわたり多忙な日々を送ってきました。そんな彼が、晩年を故郷で過ごしたいという妻「ヨニ」の願いをかなえるため、夫婦2人で田舎に移住することにします。
これまでおろそかにしてきた妻との時間を取り戻そうとする「ドンヒョク」でしたが、ほどなくして妻が認知症を患っていることが判明。すべてを捨てて介護に向きあうも、愛する妻が別人のように変わっていく姿を目の当たりにし、「ドンヒョク」の心は疲れ果てていきます。
自身も認知症の母を15年間支え続けた過去を持つベテラン俳優<ソン・ドンヒョク>が主人公「ドンヒョク」を演じ、魂を込めた歌声を披露。テレビドラマ『ペントハウス』の<チョン・アミ>が妻「ヨニ」を演じ、監督は<イ・チャンヨル>が務めています。