15日午前の東京株式市場で日経平均株価は反発し、午前終値は前日比306円43銭(0.80%)高の3万8842円13銭でした。
外国為替市場で円相場が対ドルで弱含んだことを背景に輸出関連株が買われたほか、
前日までの下落の反動で自律反発狙いの買いも入っています。
外国為替市場では日米の金利差拡大を見込んだ円売り・ドル買いが広がり、10時前には
「1ドル=156円76銭」とおよそ4日月ぶりの安値をつけています。自動車や機械といった輸出関連が買われ、相場を押し上げました。国内金利の上昇(債券価格の下落)で、利ざや改善期待から銀行や保険など金融セクターが上昇でした。円安進行に歩調を合わせて日経平均も上げ足を速める場面がありましたが、その後は利益確定売りや戻り待ちの売りが出て、伸び悩んでいます。
市場では、米国株の上値が重くなるなか、アンワインド(巻き戻し)の動きで日本株が買われてはいるものの、<トランプ>が打ち出す政策を見極める必要もあり、積極的にポジションは取りづらいようです。
終値は、前日比107円21銭(0.28%)高の3万8642円91銭で終えています。