ファルコン植物記(2197)【千日子坊】
10月
21日
【千日小坊(センニチコボウ)】は、【センニチコウ(千日紅)】をごく小さくしたような、かわいらしい花(花穂)が多数咲き、ふんわりとしたやさしい風情が感じられるヒユ科 ツルノゲイトウ属(アルテルナンテラ属)の多年草です。
花穂の大きさは5~10ミリくらいです。【センニチコウ】に似ている小さな花をつけることから、【千日小坊】という名が付けられました。開花期間が長く、一つ一つの花も長もちします。
【千日紅】はセンニチコウ属なので【千日小坊】とは属が異なります。【千日紅】が非耐寒性一年草なのに対して、【千日小坊】は半耐寒性の多年草ということで違います。【千日小坊】の開花期は10月~12月頃、晩秋からの開花になります。
関連する園芸品種も多いようで、【千日紅】の小型品種〈千夏〉、ほふく性のタイプには〈千日小鈴〉、小型で花が大きめの〈千紅花火〉があり、また、葉色が薄く桃花の品種も育成されています。