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「1ドル=149円14銭」

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「1ドル=149円14銭」
11日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比50銭円安・ドル高の「1ドル=149円05〜15銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=149円28銭」、高値は「1ドル=148円75銭」でした。
 
 
米主要株価指数の高値更新が続き、投資家が運用リスクを取りやすくなったことで相対的に低金利の円を売って高金利のドルを買う動きが優勢でした。「JPモルガン・チェース」など米金融大手の決算説明会で消費動向について明るい見解が聞かれたことなどもドル買いの一因でした。
 
米連邦準備理事会(FRB)の利下げが緩やかなペースになるとの見方も円の重荷になっています。11日発表の9月の米卸売物価指数(PPI)は前月比横ばいと市場予想(0.1%上昇)を下回りましたたが、エネルギーと食品を除くコアは(0.2%上昇)と市場予想と一致しました。10月の米消費者態度指数(ミシガン大学調べ)速報値とあわせて発表された1年先の予想インフレ率は上昇でした。
 
10日発表の9月の米消費者物価指数(CPI)は全般に市場予想を上回っていました。市場では(FRB)が11月と12月の米連邦公開市場委員会(FOMC)で(0.25%)の利下げを決めるとの見方が多いですが、インフレ沈静化に想定よりも時間がかかった場合に2025年の利下げの頻度を落とす可能性が意識されています。
 
同日の米債券市場で、表面利率(3.875%)の10年物国債利回りは上昇(債券価格は下落)し、前日比(0.04%)高い(4.10%)で終えています。米長期金利の上昇傾向が続いており、日米金利差の拡大も意識されています。
 
円売りが一巡した後は下げ渋っています。円の対ドル相場は10日におよそ2カ月ぶりの円安・ドル高水準を付けていました。週明け14日は日本<スポーツの日>・米国<Columbus Day(コロンブスの日)>ともに祝日で外為市場が休場となるため、持ち高調整や利益確定の買いが円を下支えしています。
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