「1ドル=160円91銭」
6月
28日
28日の東京外国為替市場で、円相場は3営業日続落しました。17時時点では前日の同時点に比べ35銭の円安・ドル高の「1ドル=160円89〜91銭」で推移しています。
一時、「1ドル=161円27銭」近辺まで下落し、1986年12月以来37年半ぶりの安値を更新しました。日米の政策金利差が大きく開いた状態が続くとの見方から、円売り・ドル買いが優勢となりました。この日は月内最終営業日にあたり、事業会社の決済が集中しやすく、国内輸入企業などによる実需の円売り・ドル買いが出たとの観測も円相場の重荷となりました。
また、円は対ユーロで続落でした。17時時点では同46銭の円安・ユーロ高の「1ユーロ=172円07〜09銭」で推移しています。ドルに対して円が下落した局面で対ユーロでも円売りが広がり、「1ユーロ=172円39銭」近辺と単一通貨ユーロが導入された1999年以降の最安値を更新する場面がありました。