『本日公休』@<フー・ティエンユー>監督
6月
22日
第18回大阪アジアン映画祭で観客賞に輝いた台湾映画『本日公休』が、2024年9月20日に公開されます。 予告編が解禁されています。
監督を務めた<フー・ティエンユー(傅天余)>が自身の母親をモデルにシナリオを書き上げ、実家の理髪店で撮影を実施しています。
主人公は、女手ひとつで3人の子供を育て上げた理髪店の店主「アールイ」です。彼女は台中にある昔ながらの理髪店で、ハサミの音を響かせる日々を送っています。そんなある日、離れた町から通ってくれていた常連客の〈先生〉が病気であると知ることに。彼女は「本日公休」の札を掲げ、古びた愛車でその町へ向かいます。
「アールイ」を演じたのは『客途秋恨』の<ルー・シャオフェン(陸小芬)>です。24年間映画界から離れていた彼女は「こんな脚本をずっと待っていた」と出演を即決し、約4カ月間、ヘアカットの猛特訓を積んで撮影に臨んでいます。その演技は高く評価され、台北電影奨では主演女優賞、大阪アジアン映画祭では薬師真珠賞に輝きました。
また「アールイ」に反抗的な次女「リン」に扮した、ファン・ジーヨウ(方志友)>が台湾金馬奨助演女優賞、次女の元夫「チュアン」に扮した<フー・モンボー(傅孟柏)>が台北電影奨助演男優賞を受賞。長女「シン」を<アニー・チェン(陳庭妮)>、長男「ナン」を<シー・ミンシュアイ(施名帥)>が演じ、『藍色夏恋』の<チェン・ボーリン(陳柏霖)>、『僕と幽霊が家族になった件』の<リン・ボーホン(林柏宏)>が特別出演しています。