神戸：ファルコンの散歩メモ

２０日のニューヨーク外国為替市場で円相場は５営業日続落し、前営業日比１円０５銭円安・ドル高の「1ドル=１５８円９０銭〜１５９円００銭」で取引を終えています。米連邦準備理事会（ＦＲＢ）高官の発言などを受け、米長期金利が上昇。日米金利差の拡大を受けた円売り・ドル買いが出ています。一時は「１ドル＝１５８円９５銭と、4月下旬以来の円安・ドル高水準を付けています。円の高値は「１ドル＝１５８円２５銭でした。

 

２０日、ミネアポリス連銀の＜カシュカリ総裁＞は、物価上昇率が（ＦＲＢ）のインフレ目標である（２%）に落ち着くまでは「１、２年かかる可能性がある」との見方を示しました。フィラデルフィア連銀が同日発表しました６月の製造業景況指数は前月から低下しています。一方、個別項目では「支払価格」や「販売価格」の項目が前月から上昇。インフレの沈静化に時間がかかっているとして米国債に売りが出ました。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大観測からも円売り・ドル買いに傾いています。

 

２０日にはスイス国立銀行（中央銀行）が、（０．２５%）の利下げを発表。スイスフラン売り・ドル買いが進むと、対円など主要通貨に対してもドル買いが波及しています。