「1ドル=155円77銭」
5月
11日
10日のニューヨーク外国為替市場で円相場は反落し、前日比35銭円安・ドル高の「1ドル=155円75〜85銭」で取引を終えています。円の安値は「1ドル=155円90銭」、高値は「1ドル=155円61銭でした。
インフレ懸念が意識され、米長期金利が上昇しています。日米金利差の拡大で円は売られています。
ミシガン大学が5月の米消費者態度指数(速報値)とあわせて10日に公表した消費者の1年後の予想インフレ率が4月の(3.2%)から(3.5%)に上昇しています。インフレ警戒感などから5月の消費者態度指数は(67.4)と、4月の(77.2)から低下しています。米長期金利は前日比(0.05%)高い(債券価格は安い)(4.50%)で終えています。
来週は14日に4月の米卸売物価指数(PPI)、15日に4月の米消費者物価指数(CPI)と米小売売上高が控えています。14日には<パウエル米連邦準備理事会(FRB)議長>の発言機会もあります。指標や発言の内容次第では再び米長期金利の上昇圧力につながる可能性があります。