25日のニューヨーク外国為替市場で円相場は続落し、前日比30銭円安・ドル高の「1ドル=155円60〜70銭」で取引を終えています。朝発表の米指標がインフレ圧力を改めて意識させた。米長期金利が上昇し、日米金利差の拡大から円が売られ、ドルが買われました。一時は「1ドル=155円75銭」と、1990年以来の円安・ドル高水準を付けています。円の高値は「1ドル=155円31銭」でした。
米国のインフレ再燃への懸念は根強く、円相場の重荷となりました。市場では米連邦準備理事会(FRB)が来週の米連邦公開市場委員会(FOMC)で政策金利を据え置くとの見方が優勢となっています。25日の米債券市場では長期金利が上昇し、一時は(4.73%)と昨年11月上旬以来の高水準を付けています。