23日の米株式市場でダウ工業株30種平均株価は4営業日続伸して始まりました。中東情勢への警戒感が後退する中、主力株を中心に押し目買いを入れる動きが続いています。一部銘柄の好決算も米株相場を押し上げました。
ダウ平均の構成銘柄ではありませんが、ゼネラル・モーターズが大幅に上昇しています。23日発表の2024年1〜3月期決算は売上高が市場予想を上回りました。2024年12月期通期の業績見通しを上方修正し、好感されています。同業のフォード・モーターにも買いが及び、投資家心理を支えています。
米債券市場では長期金利が(4.6%台半ば)から(4.5%台半ば)に低下しています。S&Pグローバルが発表しました4月の購買担当者景気指数(PMI)の速報値は、製造業とサービス業がどちらも市場予想に届きませんでした。金利の低下で、株式の相対的な割高感が薄れたとみた買いが入っています。
ダウ平均株価は、前日比263ドル71セント(0.69%)高の3万8503ドル69セントでした。
ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は、前日比245.33ポイント(1.59%)高の1万5696.64でした。
S&P500種株価指数は、前日比59.95ポイント (1.20%)高の5070.55でした。